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上坂すみれが声を担当する“プロ生ちゃん”の無償ボイスの利用条件が緩和
8月1日から期間限定で。原価程度の収益が認められ個人やサークルでも使いやすく
(2015/7/31 14:30)
IT・開発系のコミュニティ“プログラミング生放送(プロ生)”は31日、同コミュニティのマスコットキャラクター“暮井 慧(くれい けい、愛称:プロ生ちゃん)”のシステムボイス(声は上坂すみれが担当)を無償利用するための条件を緩和することを明らかにした。
“プロ生ちゃん”のボイスには、Windowsのシステムボイスに適したもの以外にも、日付や時刻、天気、気温に関するものや時報メッセージに使えるアドリブボイス、「いっくよー!」や「はいチーズ!」などの掛け声などが含まれており、アプリやゲームへ組み込んで利用することも想定されている。
しかし、アプリやゲームへの組み込み利用は“非商用”かつ“金銭を伴わない”場合に限られており、製作費のカンパを受けたり、広告を挿入して原価を回収したいケースではボイスを利用できなかった。
そこで、新しい利用条件ではこうしたケースにも対応できるように“金銭を伴わない”という条件が緩和され、原価に相当する額の対価・利益を得ていても無償利用が可能となった。
ただし、法人による利用、収益を目的とした活動、生計を立てるためなどの活動には従来通り利用できないので注意。商用利用を考えている場合は問い合わせが必要で、新規の音声収録も含めた対応が可能であるという。
なお、新しい利用条件は8月1日から適用される。金銭的な事情により期間限定での実験的な施策となるが、最低でも1年間の実施が予定されており、利用者が多ければ施策の延長や新規ボイスの収録も検討するとのこと。
“プロ生”は主に“ニコニコ生放送”で活動するIT・開発系のコミュニティ。セッション形式のオフライン勉強会も定期的に開催されており、その内容は“ニコニコ生放送”や“Ustream”で中継される。会場に足を運ばなくても参加できるので、とりあえず“IT勉強会がどのようなものか”を体験したい人にお勧めしたい。