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「Windows 10 Insider Preview」Build 10547が公開、“スタート”関連などを改良

“タブレット モード”やテキスト入力パネルも改善

「Windows 10 Insider Preview」Build 10547

 米Microsoft Corporationは18日(現地時間)、Windows 10のプレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 10547を公開した。“Fast”リングの参加ユーザーに対しては、すでに“Windows Update”を介したアップデートの配布が始まっている。

 本ビルドでは“スタート”が改善され、タイルを従来の3列表示から4列表示(“中”サイズの場合)へと変更できるようになった。この機能は[パーソナル設定]-[スタート]画面にある[Show more tiles]オプションを有効化することで利用できる。また、従来512個に制限されていたタイルの数も、2,048個にまで拡張されているという。

タイルを従来の3列表示から4列表示へと変更できるように
「Microsoft Edge」

 さらに、「Microsoft Edge」では“ORTC(Object RTC) API”がプレビュー搭載された。“ORTC API”はリアルタイムでのビデオ通話・音声チャットをブラウザーのみで実現するWeb標準技術。これが実用化されれば「Skype」がプラグインレスで利用できるようになる。また、先日案内された“VP9”コーデックのサポートも、“about:flags”画面で有効化できるようになっている。

 そのほかにも、“タブレット モード”やテキスト入力パネルなどが改善された。とくに“タブレット モード”では分割表示した2つのアプリケーションをスワイプ操作で互いに入れ替えられるようになり便利。アプリを閉じるには、画面の下方向へスワイプすればよい。

“タブレット モード”では分割表示した2つのアプリケーションをスワイプ操作で互いに入れ替えられるように

 また、標準アプリのアップデートも行われている。たとえば、「フォト」ではフォルダービューが追加され、“OneDrive”やローカルフォルダーの写真が簡単にチェックできるようになった。また、「メール」や「カレンダー」では[個人用設定]画面から好みの画像を背景へセットできるようになっている。

フォルダービューが追加された「フォト」
「メール」や「カレンダー」では[個人用設定]画面から好みの画像を背景へセットできるように

(樽井 秀人)