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PCゲームサブスク「PC Game Pass」が月額1,550円に大幅値上げ

「Xbox Game Pass」は3コースに分けられ、新たにPCゲームにも対応

「Xbox Game Pass」の公式サイト

 Microsoftは10月1日、ゲームのサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」のサービス内容を改変し、新たなプランを導入すると発表した。すでに導入が開始されている。これに合わせて、PC向けサービスの「PC Game Pass」の価格改定も行われた。

 「PC Game Pass」は、これまでは月額990円で提供されていたが、10月1日以降は月額1,550円と、560円の大幅値上げとなる。サービス内容に大きな変更はないようだ。

 また、従来はXboxの家庭用ゲーム機向けのサービスとして提供されてきた「Xbox Game Pass」は、月額850円の「Essential」、同1,300円の「Premium」、同2,750円「Ultimate」の3つのサブスクリプションに再構築された。これに合わせて、各コースでPCゲームの提供も始まるとともに、ストリーミングでのゲームサービスも全コースで提供される。

 各コースで利用できるPCゲームは公式サイトで検索できる。「Essential」では本稿執筆時点で「Vampire Survivors」等を含む31タイトルが対応。「Premium」は187タイトル、「Ultimate」は最新タイトルを含む494タイトルのPCゲームが登録されている。

 「Ultimate」では、サードパーティ製タイトルを含む最新作が発売日から遊べるDay1サービスに対応するほか、新たに「Ubisoft+ Classics」がサービスに含まれる。「Premium」はDay1には対応しないものの、12カ月以内に追加されるとしている。「PC Game Pass」では従来どおりDay1のサービスが含まれている。

 PCゲームユーザーとしては、「PC Game Pass」が単純な値上げになったのは痛いところだが、ストリーミングサービスを求めて別のコースという選択肢も現実的になった。特に10月15日に発売予定のポータブルゲーミングPC「ROG Xbox Ally」シリーズはストリーミングサービスとの相性もいいので、「PC Game Pass」以外のコースにも目を向けてみるといいだろう。

合計4つのコースが用意されており、全てのコースでPCゲームを利用できる