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「Node.js 25」が公開 ~「V8」はv14.1に、パフォーマンスとセキュリティを改善

長らく非推奨だった「SlowBuffer」などのAPIは削除

「Node.js」でセキュリティアップデートが実施

 「Node.js」の開発チームは10月15日、「Node.js 25」をリリースした。2025年5月リリースの「Node.js 24」に続くメジャーリリースで、現在、公式サイト「nodejs.org」から無償でダウンロード可能。

 「Node.js」は、スクリプトエンジン「V8」で動作するJavaScript環境。v25では「V8」がv14.1へアップグレードされ、「JSON.stringify」の大幅な高速化や、「Uint8Array」にbase64/hex変換が組み込まれるなど、多くの改善が行われた。WebAssemblyとJITパイプラインの最適化も行われている。

 また、Web標準APIの拡充とセキュリティの強化も行われた。ネットワークアクセスを制御する「--allow-net」パーミッションの追加、「Web Storage」APIのデフォルト有効化、「ErrorEvent」のグローバル化などが行われている。

 一方で、長らく非推奨だった「SlowBuffer」などのAPIが削除される点には注意したい。

 「Node.js 25」は2026年4月までの6カ月間、「Current」リリースとしてサポートされたのち、「Node.js 26」へとバトンタッチされる予定だ。

「Node.js 25」は2025年4月までの6カ月間、「Current」リリースとしてサポート