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Windowsパッチ「KB5066835」に問題 ~Webサーバー「IIS」に接続不能、エラーが出る

Windows 11 バージョン 24H2/25H2、Windows Server 2025に影響

同社のアナウンス

 米Microsoftは10月16日(現地時間)、Windows 11の更新プログラムで新たな問題が生じていることを明らかにした。「HTTP.sys」に依存するサーバーサイドアプリでインカミング接続にトラブルが生じ、Webサーバー「Internet Information Services」(IIS)のWebサイトが読み込めなくなったり、接続リセットエラー(ERR_CONNECTION_RESET)などが表示されることがあるという。「http://localhost/」でホストされているWebサイトも影響を受ける。

 この問題は、9月29日以降にリリースされたパッチを適用した環境で報告されているが、実際に発生するかどうかはデバイスのインターネット接続状況や、最近の更新プログラムのインストールタイミング、デバイスの再起動タイミングなど、さまざまな条件に依存する。そのため、どの環境でも発生するわけではない。

 影響を受けるプラットフォームは、以下の通り。

  • Windows 11 バージョン 25H2
  • Windows 11 バージョン 24H2
  • Windows Server 2025

 トラブルが生じた環境では、以下の手順で解決できる場合がある。

  • [Windows Update]設定画面を開く
  • [更新プログラムのチェック]をクリック。更新プログラムがあればインストールを許可する
  • デバイスを再起動する(更新プログラムがインストールされない場合もかならず再起動する)

 同社は「KIR」(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムで、暫定的な対処を行っているとのこと。組織で集中管理されていない一般的な環境であれば、解決策が自動で適用される。職場や学校で管理されているデバイスの場合、同社が用意したグループポリシーを適用すれば問題は解決される。