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「WordPress」のローカル開発ツール「WordPress Studio」がネイティブPHPで大幅に高速化、「Sonnet 5」にも対応

ターミナルで実行できる「Studio CLI」は依存関係フリーに

「WordPress Studio」がアップデート

 ブログシステム「WordPress」の開発を主導している米Automatticは7月13日(現地時間)、「WordPress」のローカル開発ツール「WordPress Studio」のアップデートを発表した。

高速化した「WordPress Studio」

 「WordPress Studio」(旧称:Studio)は、「WordPress」をローカルセットアップし、ブログサイトやそのテーマ、編集ブロック、プラグインなどを開発できるようにするツール。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「GPL-2.0」。一部機能は有料だが、基本的な機能は無償でも利用できる。

ローカルでサイト構築。「WordPress.com」との連携やバックアップからのインポートも可能
テンプレートからローカルサイトを作成。必要なものは自動でセットアップされる

 今回のアップデートでは、「WordPress Studio」のランタイムがネイティブ化。ページの読み込みが従来比で30~50%高速化された。ローカルサイトのメモリ消費も従来の3分の1未満に抑えられており、とくにプラグインを多数抱えたサイトで効果を実感できるとのこと。v1.12.0以降で既定有効となっている。

 ただし、信頼できないコンポーネント(サードパーティ製のプラグインやテーマ)を検証したい場合は、従来からあるサンドボックスランタイムの利用が安全だ。どちらのランタイムも自由にPHPの子プロセスを生成できるが、ネイティブランタイムにはファイルアクセスの制限がないのに対し、サンドボックスランタイムにはプロジェクトフォルダー以下にしかアクセスできないという違いがある。

 ランタイムの切り替えは[サイト設定]-[サイト編集]ダイアログで行える。

ランタイムの切り替えは[サイト設定]-[サイト編集]ダイアログで

「Studio CLI」が依存関係フリーに

 「WordPress Studio」には「Studio CLI」(「studio」コマンド)というコマンドラインツールが付属しており、「WordPress Studio」ローカルサイトの作成・管理をターミナルで実行可能。最新版は「WordPress」を管理するコマンドラインツール「WP-CLI」を統合しており、「WordPress.com」の認証や管理まで行える。

「WordPress Studio」には「Studio CLI」というコマンドラインツールが付属

 従来の「Studio CLI」は「Node.js」や「npm」といったライブラリに依存しており、導入の前にあらかじめインストールする必要があった。しかし、今回のアップデートでは依存性が解消され、その必要はなくなっている。スタンドアロンでのインストールも、以下のコマンドだけで行える。

# Windows
irm https://wordpress.studio/install.ps1 | iex

# macOS/Linux
curl -fsSL https://wordpress.studio/install.sh | bash

「Claude Sonnet 5」を採用

 最後に、「Studio Code」の既定モデルが、「Claude Sonnet 5」に変更された。

 「Studio Code」は、「WordPress Studio」に付属するWordPress専用のAIコーディングエージェント。AIと相談しながらデザインしたり、不具合のトラブルシューティングをしたりできる。ローカルのStudio環境内で直接動作するため、サイト全体のコンテキストを把握したうえで、ログの確認・該当コードの特定・変更案の提示まで行える。

 「Studio Code」では、ほかにも「Opus 4.8」「GPT-5.5」が利用可能。モデルピッカーやターミナルの「/model」コマンドで切り替えられる。

「Claude Sonnet 5」を採用

ソフトウェア情報

「WordPress Studio」
【著作権者】
Automattic Inc.
【対応OS】
Windows、macOS、Linux
【ソフト種別】
オープンソース
【バージョン】
1.15.0(26/07/13)