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無償の定番ネットワーク調査ツール「NetEnum」が第3世代へ ~可視化、通信解析までカバー

「NetEnum6」が正式公開

「NetEnum6」v1.0.0

 (株)リアライズは8月31日、Windows向けのネットワーク調査・解析ツール「NetEnum6」v1.0.0を公開した。「NetEnum4」「NetEnum5」に続く「NetEnum」シリーズの 第3世代 に位置付けられており、単なるネットワーク探索だけでなく、診断から可視化、通信解析までをカバーしたアプリになった。

 家庭や会社のネットワーク(LAN)には、PCやスマートフォン、プリンター、NASなど、さまざまなデバイスが接続されている。本ソフトは、それらを洗いざらい見つけ出し、一覧できるツール。どんなデバイスが接続されているのか、ちゃんと応答するのか、なにをしているのか、不審な機器が紛れ込んでいないかなどを知る手掛かりになる。

 利用は無料。現在、開発元のWebサイトからダウンロードできる(寄付歓迎)。

 おもな機能は以下の通り。

  • IPv4/IPv6ホスト検索:Ping、ARP、Neighbor Cache、Windowsが認識しているデバイスを組み合わせてLAN内のホストを検索する。自動、CIDR、IP単体、IP範囲などから検索範囲を指定でき、IPv6リンクローカルのscope IDにも対応
  • 複数方式によるホスト情報の取得:DNS逆引き、GetNameInfoW、NetBIOS、SMB、mDNS/Bonjour、SNMP、OUIを組み合わせ、ホスト名、MACアドレス、ベンダー、OS、SNMPのシステム情報などを取得する
  • 機器の種別を自動判定:NAS、プリンター、ルーター、カメラ、スイッチ、アクセスポイント、モバイル、IoTといった種別を判定し、確信度(Confidence)や役割、判定根拠まで表示する。仮想マシンの推定にも対応
  • TCP/UDPポートスキャン:複数のホスト・ポートを対象に、Open、Closed、OpenOrFiltered、Timeout、Errorといった状態と応答時間を一覧表示する
  • IPv4/IPv6経路診断:各ホップのIPアドレス、ホスト名、RTTの最小・平均・最大、損失率、到達状態を確認できる
  • パケットキャプチャー:「Npcap」を利用したリアルタイムキャプチャーに対応。Ethernet II、VLAN、IPv4/IPv6、ARP、TCP、UDP、ICMP、DNS、DHCPに加え、HTTP/1.xとTLSを解析できる。BPFフィルターやPCAP形式での保存、TCPストリームの再構成にも対応する
  • ネットワーク構成の可視化:複数のNIC、サブネット、デフォルトゲートウェイと検出したホストを論理構成図として表示し、SVG/HTMLへ保存できる
  • Wake on LAN:送信元のNICを選んでMagic Packetを送信し、対象のホストを起動できる
ホスト(デバイス)詳細画面。Androidベースのモバイルデバイスなのがわかった
ネットワーク構成画面
取得したネットワークデータの比較。経時比較をすれば、不審なデバイスが紛れ込んだことに気付けるかもしれない

 「NetEnum6」で大きく強化されたのはIPv6対応、SNMP/mDNS/SMBを使った機器種別の自動判定、「Npcap」ベースの本格的なパケット解析、構成図・ラベルといった“継続的に管理する”ための機能だ。JSON/HTML/PDF形式でのレポート出力も拡充されており、時間を置いて取得した結果の差分確認や、スキャン結果同士の比較もやりやすい。

 一方で、対応OSは64bitのWindows 10/11専用となった。Windows 8や32bit環境では引き続き「NetEnum5」が必要になる。

 なお、ダウンロードの際に『一般的にダウンロードされていません』といったメッセージが表示されることがある。これは、公開直後でファイルや発行元の評価情報が十分に蓄積されていない場合にも表示される警告だ。マルウェアであることを直接示すものではないが、安全性を保証するものでもないため、配布元を確認したうえで自己責任で利用してほしい。

 また、ネットワーク調査は自分が管理するネットワーク、または管理者から許可を得たネットワークでのみ実施すること。

「Microsoft Edge」で『一般的にダウンロードされていません』といったメッセージが表示

ソフトウェア情報

「NetEnum6」
【著作権者】
(株)リアライズ
【対応OS】
Windows 10/11(64bit)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0.0(26/08/31)