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自分の声がそのまま外国語に ~「DeepL Voice」が強化、Windows/Macアプリも登場

日本語を含む14言語で声の特徴を維持したままの音声翻訳が使える

「DeepL Voice」の音声通訳が一般提供。Windows/Mac向け「DeepL Voice」デスクトップアプリも

 独DeepLは9月15日(現地時間)、リアルタイム音声翻訳「DeepL Voice」のアップデートを発表した。Windows/Mac向け「DeepL Voice」デスクトップアプリの投入もアナウンスされている。

 「DeepL Voice」は、音声をテキストへ翻訳するAIサービス。今回のアップデートでは、モデルを刷新。ただ字幕を生成するだけでなく、話者本人の声質や話し方の特徴、テンポを保ったまま指定した言語で音声合成する“音声通訳”が一般提供された。声の特徴はそのままに、相手が自国語でしゃべっているかのような自然な翻訳体験が得られるわけだ。

 新しい「DeepL Voice」は質問の語尾やイントネーション、ためらいや緊急性、高揚感といった感情表現までをも翻訳へ反映することが可能。遅延も少ないので、リアルタイムな会話でもテンポが失われることがない。

 なお、通常の音声通訳は30以上の言語で利用可能。話者ごとの声の特徴を維持した翻訳は、日本語を含む14言語で利用できる。

 この「DeepL Voice」は多国籍なオンライン会議でとくに有用だが、それを日頃利用しているオンライン会議アプリで簡単に利用できるようにするのが、今回発表された「DeepL Voice」デスクトップアプリとなる。ミーティング中に翻訳字幕をオーバーレイで常時表示したり、音声翻訳へ切り替えたりすることが可能で、字幕のサイズや背景の音量、翻訳設定なども自由に調整できる。

 「DeepL Voice」デスクトップアプリは、以下のミーティングアプリで利用可能。

  • 「Zoom」
  • 「Microsoft Teams」
  • 「Google Meet」

 初期セットアップでミーティングアプリは自動で検出されるので、あとは簡単な連携作業を行えば、ワンクリックで翻訳を始められる。

アプリの紹介ページ(www.deepl.com/ja/voice-app)からダウンロード可能
初期セットアップ画面
[アクセス]画面:DeepLのアカウントでサインイン
[会議アプリ]画面:翻訳を行うプラットフォームを選択。あとから変更もできる
[音声タイプ]画面:「Speaker match」をオンにすると、自分の声に似た翻訳音声が再生される。非対応の言語では、代わりにプリセット音声(女性・男性)が流れる
[ヒント]画面:ヘッドホンの利用や、話し手が切り替わる際に1〜2秒待つことなどが案内される
[診断]画面:クラッシュレポートと匿名の利用状況データを共有するかどうかを選ぶ。レポートは文字起こし・音声・個人情報を削除したうえで送信される

 ちなみに、AI翻訳業界の専門メディア「Slator」が実施した独立ベンチマーク調査では、「DeepL Voice for Zoom」が人間による評価で最高評価を獲得(100点満点中96.4点)したとのこと。ミーティングアプリの翻訳機能に不満がある場合は、ぜひ試してみるとよいだろう。

 デスクトップアプリの対応OSはWindows版がWindows 10(64bit)以降、Mac版が「macOS 14.2」以降。Mac版はAppleシリコン(M1以降)搭載機のみをサポートし、Intel搭載Macには対応しない。また、デスクトップアプリのダウンロードは無料だが、「DeepL Voice」の利用には音声プランへの加入が必要だ。