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Windows 11の2026年9月プレビューパッチが公開 ~「バージョン 24H2」はこれが最後

「Copilot」キーを「Ctrl」などに再割り当て、「Emoji 17.0」などに対応、廃止機能も

Microsoft、2026年9月のWindows非セキュリティプレビューパッチをリリース

 米Microsoftは9月22日(現地時間)、2026年9月のWindows非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。現在、以下のOSバージョンで利用可能。

  • Windows 11 バージョン 26H1:KB5124006(ビルド 28000.3086)
  • Windows 11 バージョン 25H2:KB5124010(ビルド 26200.9550)
  • Windows 11 バージョン 24H2:KB5124010(ビルド 26100.9550)

 「KB5124010」(バージョン 25H2/24H2)におけるおもなハイライトは、以下の通り。なお、一部の変更は段階的に展開されるため、アップデートしても利用できるとは限らない点には注意したい。

  • 「Copilot」キーの再割り当て:キーボードの「Copilot」キーを、右[Ctrl]キーまたはコンテキストメニューキーとして機能させられるように。慣れ親しんだショートカットやアクセシビリティの操作を維持できる
  • カメラロールのバックアップスマートフォンの写真を「OneDrive」へバックアップする導線が増える。[設定]の[ホーム]または[アカウント]から利用可能
  • 「Emoji 17.0」に対応「distorted face」「fight cloud」「hairy creature」といった新しい絵文字が追加された。「saluting face」「goose」「lotus」など既存の絵文字も、プラットフォーム間の一貫性を高めるためにデザインが調整されている。[Windows]+[.]キーで絵文字パネルを開いて入力できる
  • 「エクスプローラー」の改善:Webからダウンロードしたファイルのプレビューが柔軟に。HTMLファイルでは、警告を確認してプレビューを有効にするボタン[常にプレビュー](Preview Anyway)が追加。PDFなどの非HTMLファイルは自動でプレビューされる。ホーム画面はセクションの開閉状態を記憶するようになり、詳細ウィンドウも整理されてクラウドファイルのサムネイルがより確実に表示される
  • アプリを最大化して開くウィンドウを開くと同時に最大化する新しいアクセシビリティ設定。[設定]-[アクセシビリティ]-[視覚効果]から有効化する
  • 「拡大鏡」ツールバーの刷新アイコンがWindows 11のデザインに沿って描き直され、余白や間隔も調整された。表示モードやズーム、ショートカットキー、読み上げの動作は従来通り
  • タッチパッドのジェスチャー追加:精密タッチパッド向けに、タッチパッドの左端・右端から1本指で縦スクロールする操作と、指を端へ寄せるとスクロールが続く自動スクロールが加わった([設定]-[Bluetoothとデバイス]-[タッチパッド])
  • 「ヒント」(Tips)ウィジェット:Windowsの機能に関する短いヒントを表示するウィジェット。ウィジェットボードやロック画面に追加できる
  • アフリカの文字体系に対応:フォント「Ebrima」が「Garay」(Unicode 16.0)と「Beria Erfe」(Unicode 17.0)をサポート。「Adlam」の字形も現行のUnicode標準に合わせて改良された
  • 「PC間の移行」機能を廃止:新しいPCのセットアップ時に、以前のPCからファイルと設定を直接移せる「PC-to-PC Migration」が提供されなくなった。今後は「Windows バックアップ」を利用する

 そのほかにも、デスクトップ背景(壁紙)の改善(DIB形式の画像を壁紙に使えるように、複数デスクトップでのスライドショー対応など)、Bluetooth接続の安定性・互換性の向上、キオスクモードでのショートカットキー無効化、「Windows 回復環境」(WinRE)向けのリモート管理プラグイン追加なども盛り込まれている。「ファイル履歴」で外付けドライブやネットワーク上の保存先へのバックアップ・復元に失敗し、ドライブが正しく接続されていても再接続を求められる問題も修正された。

キーボードの「Copilot」キーを、右[Ctrl]キーまたはコンテキストメニューキーとして機能させられるように
「Emoji 17.0」に対応
「エクスプローラー」のプレビューペインに[常にプレビュー](Preview Anyway)ボタン
Windowsの機能に関する短いヒントを表示するウィジェット

 一方で、ドメインに参加しているデバイスがドメインとの信頼関係を失う問題と、「USB Audio Class 1.0」準拠デバイスで「コード 10」エラーが出たり、または音が出なくなる問題9月定例外パッチで部分修正)が既知のものとして案内されている。

 なお、今回リリースされたのは、10月に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けて、機能や修正をテストするためのプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、一刻も早い問題の解消を望むユーザー、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。

 また、今回の「KB5124010」は 「バージョン 24H2」にとって最後のプレビュー更新 となる。以降もサポート期間中はセキュリティ更新プログラムが提供されるが、プレビュー更新を受け取り続けたい場合は新しいバージョンへの移行が必要だ。「バージョン 24H2」のHome/Proエディションは、2026年10月にサポートが終了する。