NEWS(10/01/21 16:32)
「Google Earth」でハイチ大地震の最新被災状況を確認できるKMZファイルが公開中
配布ページでは“Google Checkout”を利用した募金を受け付け中
Google, Inc.は、「Google Earth」を使ってハイチ大地震の最新被災状況を高精細な画像で確認できるKMZファイル“Haiti-Earthquake.kmz”を無償公開している。編集部にてWindows Vista/7上の「Google Earth」v5.1.3533.1731で動作確認した。現在、Googleの運営するハイチ大地震被災者の支援ページからダウンロードできる。
12日(現地時間)に発生したハイチ大地震は甚大な被害をもたらし、20日にもマグニチュード5.9の余震が発生するなど予断を許さない状況が続いている。しかし、政府機関や通信インフラも被害を受けたため、情報が少なくいったいどれほどの被害が引き起こされたのか、把握できていない人も多いのではないだろうか。
“Haiti-Earthquake.kmz”は、「Google Earth」を使ってハイチの状況を表示できるKMZファイル。ハイチを撮影した最新の衛星写真・航空写真を表示できるほか、本震・余震の震源地を表示可能。
21日現在は最新で17日に撮影された写真を表示でき、画像やデータが利用可能になり次第、自動で新しい情報が追加されるという。さらに、実際に現地で救援活動をする際に重宝すると思われる幹線道路や等高線などが記載された地図を表示することもできる。
被害の大きかったポルトープランスなどにズームインすると、多くの建物ががれきの山と化している状況を見ることができる。また、広場やスタジアムには被災した人々が即席のテントを張っている様子も確認可能。
本KMZファイルの配布ページでは、Googleの決済サービス“Google Checkout”を利用し、国際協力NGO“CARE”やユニセフを通じた寄付が行えるほか、ハイチ大地震の被災者を支援する団体へのリンクも多数用意されている。