NEWS(10/08/11 16:03)

JAXA、“みちびき”の打ち上げをカウントダウンするスクリーンセーバーを公開

立体視できるようになっており、日数と時間が手前に迫ってくるように見える

「打ち上げカウントダウンスクリーンセーバー」「打ち上げカウントダウンスクリーンセーバー」

 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は10日、準天頂衛星初号機“みちびき”の打ち上げ予定時刻までの時間をカウントダウンするスクリーンセーバー「打ち上げカウントダウンスクリーンセーバー」を公開した。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在“みちびき”のデータ公開サイト“QZ-vision”からダウンロードできる。

 “みちびき”は、日本から見て天頂付近に位置する静止軌道上へ配置され、山間地やビルの陰などに影響されず日本全国をほぼ100%カバーする高精度の衛星測位サービスを提供するために打ち上げられる人工衛星。去る6月23日に打ち上げられる予定であったが、海外メーカー製の“リアクション・ホイール”に懸念事項が確認されたため、打ち上げが延期されていた。

 「打ち上げカウントダウンスクリーンセーバー」は、“リアクション・ホイール”を交換した“みちびき”が打ち上げられる予定の9月11日20時17分までの時間をカウントダウンするスクリーンセーバー。H-IIAロケットがセットされた打ち上げ台を背景に、打ち上げまでの日数と時間が表示される。

 さらに、左に赤、右に青のフィルムを貼ったメガネをかけることで全体を立体視でき、打ち上げまでの日数と時間が手前に迫ってくるように見える仕組み。また、スクリーンセーバーの起動中はアンビエント調のBGMが流れるほか、画面下部にはグリニッジ・バンガロール・東京・ハワイ・フロリダの現在時刻やJAXAの最新ニュースが表示される。

 そのほか、“QZ-vision”では“みちびき”の精巧なペーパークラフトも公開されている。ペーパークラフトは“みちびき”の部品ごとに分けられており、現在はアンテナ部が公開中。8月16日にはボディー部、8月23日には太陽電池パネル部とロケット格納部が公開され、すべてを組み合わせると“みちびき”が完成する仕組みだ。

【著作権者】
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(10/08/10)

(長谷川 正太郎)