NEWS(10/10/08 16:12)
Mozilla、“Firefox Sync”や拡張機能を使えるAndroid版「Firefox」のベータ版
スマートフォンでのタッチ操作に最適化されたユーザーインターフェイス
米Mozillaは7日(現地時間)、拡張機能を導入することで機能を増やせるWebブラウザー「Firefox」のAndroid対応モバイル版の英語ベータ版を公開した。Android 2.0以降に対応するフリーソフトで、編集部にてソフトバンクモバイルの“HTC Desire”で動作確認した。現在MozillaのWebサイトからインストール用のAPKファイルをダウンロードできる。なお、インストールするにはAndroid端末の設定で、「Android マーケット」以外からのインストールを許可するように指定する必要がある。
「Firefox」のモバイル版は、かつて「Fennec」という名で開発が進められていたもの。本ベータ版では「Firefox」のブックマークや開いているタブ、登録されたパスワードといった設定を複数PCで同期できる“Firefox Sync”を利用できるほか、拡張機能による機能の追加も可能。
ユーザーインターフェイスは先に公開された“Maemo”プラットフォーム版と同様に、スマートフォンでのタッチ操作に最適化されたものとなっている。画面をWebページの左端へスライドすることでタブとWebページの表示履歴が表示され、右端へスライドすることで戻る・進むボタンなどの並ぶ縦型のツールバーが表示される。また、Webページを上端までスライドした際などはWebページのタイトルやURLの表示と、Web検索が行える“ロケーションバー”が表示される。
Webページを開くと横幅がすべて収まるように縮小されて表示され、ピンチアウト操作やダブルタップでズームすることが可能。また、リンクを長押しすることでポップアップメニューが表示され、リンク先を新規タブで開けるほか、URLをコピーしたり、Androidのインテント機能を使ってほかのアプリと連携することが可能。
拡張機能は、すでにモバイル版の“Mozilla Add-ons”が用意されており、対応する拡張機能を本アプリ上から直接インストールできる。
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Android 2.0以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.0b1(10/10/07)