NEWS(10/12/20 13:08)
無償ウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials」v2が正式公開
検知エンジンを刷新、IEとの統合も進みWebベースの脅威からPCを保護可能に
米Microsoft Corporationは16日(現地時間)、無償のウイルス・スパイウェア対策ソフト「Microsoft Security Essentials」の最新版となるv2.0.657.0を正式公開した。
「Microsoft Security Essentials」は、同社が提供する無償のウイルス・スパイウェア対策ソフト。“Windows Update”を利用してウイルスの定義ファイルを更新できる点や、同社が運営するオンラインコミュニティ“Microsoft SpyNet”を通じてマルウェア情報を共有して定義ファイルへ反映できる点が特長。メジャーバージョンアップとなる本バージョンは、今年7月から約5カ月にわたって、アメリカ・イスラエル・中国・ブラジルのユーザー限定でベータテストが行われてきた。
v2の主な変更点は、ウイルス検知のエンジンが刷新されたこと。IEとの統合も進み、IEでWebページを閲覧する際にマルウェアから保護可能になった。設定できる項目も増えており、たとえばウイルススキャン中のCPU利用率を制限可能になったほか、検疫ファイルを指定期間後に自動削除する機能も追加されている。そのほか、インストール作業の際にファイヤーウォールを有効にする機能が追加された。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7のおよびVista/7の64ビット版に対応しており、現在同社のWebサイトから日本語版をダウンロードできる。なお、執筆時現在ソフトの自動更新は行われていない模様。v1を利用している場合は、v2のインストーラーを実行することでアップデート可能だ。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.657.0(10/12/16)