NEWS（10/12/21　15:20）

　キングソフト（株）は21日、「Microsoft Office」と高い互換性をもつオフィス統合環境「KINGSOFT Office 2010 Standard」の最新版v6.6.0.2703を公開した。最新版の主な変更点は、表計算ソフト「Kingsoft Spreadsheets」に“罫線”ツールバーと“関数の挿入”ダイアログが追加され、罫線や関数を利用しやすくなったこと。

　“罫線”ツールバーはツールバーの右クリックメニューの［罫線］項目を選択すると表示でき、罫線の線種や色を選択してセルをドラッグするだけで罫線を引くことが可能。罫線は外枠のみと内側のグリッドを別々に引けるようになっており、工夫次第でさまざまな形式の罫線を作成できる。

　“関数の挿入”ダイアログは、［挿入］メニューの［関数］項目から表示でき、リストにある関数を指定して演算したいセルまたは数値を入力するだけで関数を利用できる。関数のリストはジャンルごとに分類されており、プルダウンメニューで切り替え可能。また、リストの関数は選択すると簡単な説明が表示されるほか、セルなどを入力するダイアログでは入力する値に関する注意などを表示できる。

　そのほか、「Kingsoft Writer」「Kingsoft Spreadsheets」「Kingsoft Presentation」共通の変更点として、「Microsoft Office 2010」の文書ファイルの読み込み・保存速度が高速化した。また、ユーザーインターフェイスの色を変更できるようになっている。

　なお、オンラインアップデート機能によるアップデートは2011年1月11日から行われる予定とのこと。

　本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。ライセンスキーの購入価格は、3つのソフトすべてをセットにした「KINGSOFT Office 2010 Standard」が4,980円（税込み）など。いずれも試用期間は30日で、期間中は全機能を利用できる。