NEWS(11/02/09 13:46)
Adobe、“Stage Video”技術を搭載した「Adobe Flash Player 10.2」正式版を公開
13件の深刻な脆弱性も修正
米Adobe Systems Incorporatedは8日(現地時間)、Webブラウザー上でFlashコンテンツを再生するためのプラグイン「Adobe Flash Player」v10.2を正式公開した。
メジャーバージョンアップとなるv10.2では、ビデオレンダリングの過程全体でGPUのハードウェア支援機能を利用する“Stage Video”技術を搭載。動画再生時のCPU負荷を低減できるので、よりスムーズな動画の再生を楽しめる。
また、現在ベータ版が公開されているIE9でのハードウェアアクセラレーション機能を利用したレンダリングに対応するほか、マルチモニター環境での全画面表示にも対応し、セカンダリモニターでFlashコンテンツを全画面表示しながら、プライマリモニターで別の作業を行うといったことが可能になった。
さらに、サブピクセルレンダリングを改良してテキストの視認性を向上させたり、ネイティブなカスタムカーソルが利用可能になるなどの改善が施されている。
そのほか、本バージョンでは全部で13件の脆弱性も修正されている。これらの脆弱性はv10.1.102.64以前に存在し、同社による基準で深刻度が4段階中最も高い“Critical”に分類されている。最悪の場合システムをコントロールされる恐れがあるので、なるべく早急なアップデートが推奨されている。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.2.152.26(11/02/08)