NEWS(11/02/16 16:08)

簡単リモートデスクトップ「TeamViewer」がAndroid端末からリモート操作可能に

Android版の「TeamViewer」でWindowsなどのPCをフルコントロール

「TeamViewer」Android版「TeamViewer」Android版

 独TeamViewer GmbHは16日、NATやファイヤーウォールが有効な環境でも特別な設定なしで利用できるリモートPC操作ソフト「TeamViewer」のAndroid版を公開した。個人の非商用利用は無償で利用できる。現在、同社のWebサイトからダウンロードでき、インストールするにはAndroidの“アプリケーション”設定で提供元不明アプリのインストールを許可しておく必要がある。

 Android版の「TeamViewer」は、WindowsやMac用などの「TeamViewer」を起動したPCをリモートコントロールできるアプリ。WindowsやMac版の「TeamViewer」と同様に、操作される側のPCで起動した「TeamViewer」に表示されたIDとパスワードを入力するだけで、リモート操作を開始できる。

 Androidの画面をドラッグすることでマウスカーソルの移動と画面のスクロールが行えるほか、タップで左クリック、2本指でのタップで右クリックが可能。また、ダブルタップ後に指をスライドさせることでドラッグも行える。

 画面下のツールバーにあるキーボード型のボタンを押すことで、Androidのテキスト入力ソフトを利用した文字の入力も可能。また、[Alt][Ctrl][Windows]キーもキーボード入力を開始すると表れる画面上部のツールバーから入力できるほか、[F1]キーなどのファンクションキーやカーソルキー、[Tab][Esc]キーといったキーも画面上部のツールバーにあるキーボードに“+”の付加されたアイコンのボタンから入力可能。

文字の入力も可能文字の入力も可能

[F1]キーなどのファンクションキーなども入力できる[F1]キーなどのファンクションキーなども入力できる

 さらに、ピンチイン・アウト操作でPCのデスクトップを拡大・縮小できるほか、画面下部のツールバーにあるスパナ型ボタンから[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーの入力やPCの再起動も行える。また、マルチモニターにも対応しており、設定画面から表示するモニターを切り替えることが可能なほか、データ転送量を抑えるためデスクトップの壁紙を表示しないオプションも用意されている。

 なお、Android版の「TeamViewer」はマルチタッチ対応が必須となっている。編集部にて試用したところピンチイン・アウト操作対応のアップデートを行ったXperiaではデスクトップ画面の表示はできるものの、そのほかの操作は正常に動作しなかった。

【著作権者】
TeamViewer GmbH
【ソフト種別】
フリーソフト(個人の非商用利用のみ)
【バージョン】
6.0.139(11/02/16)

(長谷川 正太郎)