NEWS(11/03/10 14:49)
Mozilla、Gecko 2.0を搭載した「Firefox 4」のリリース候補版をついに公開
ベータ版からさらに安定性やパフォーマンス、互換性を向上
Mozillaは9日、Webブラウザー“Firefox”シリーズの次期バージョンとなる「Firefox」v4.0のリリース候補版を公開した。最終ベータ版となったv4.0b12からの変更点は、安定性やパフォーマンス、互換性を向上したこと。
「Firefox」v4.0は、2010年7月に初のベータ版が公開されてからテストが重ねられ、ついに今回リリース候補版の公開にたどり着いた。「Firefox」v4.0では、レンダリングエンジンがGeckoのメジャーバージョンアップ版Gecko 2.0に更新され、HTML5やCSS3に対応している。また、ウィンドウデザインも一新され、タブがツールバーの上に配置されるようになったほか、Windows Vista/7環境ではメインメニューがタイトルバーに埋め込まれている。
さらに、“WebGL”規格にも対応し、ハードウェアアクセラレーションを利用して3Dグラフィックスをプラグインなしで表示できるようになった。そのほか、JavaScriptの実行速度も飛躍的に向上している。Mozillaが開設している新しいWeb技術のデモサイト“Web O' Wonder”や“Mozilla Demo Studio”では、HTML5やCSS3、“WebGL”などの技術を試すことができる。
「Firefox」v4.0のリリース候補版は、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロードできる。また、ベータ版がインストールされている場合は、自動更新機能を使ってリリース候補版へアップデートすることも可能。なお、リリース候補版は一部のWebサイトやアドオンの互換性に問題がある可能性があるので注意。
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.0rc1(11/03/09)