NEWS(12/03/27 17:00)
Sysinternals、プロセスモニタリングツール「Process Monitor」v3.0を公開
ブックマーク機能とフィルターのハイライト機能が追加
米Microsoft Corporationの一部門である“Windows Sysinternals”は26日(現地時間)、プロセスモニタリングツール「Process Monitor」v3.0を公開した。Windows XP以降およびWindows Server 2003以降に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Process Monitor」は、システム上のプロセスが行う処理を監視して、リアルタイムで時系列順にリスト表示するソフト。ファイルシステムへのアクセス、レジストリへのアクセス、ネットワークへのアクセス、およびプロセスとスレッドの生成・破棄をモニタリングして、システムのトラブルシューティングに役立てることができる。
メジャーバージョンアップとなるv3.0では、新たにブックマーク機能とフィルターのハイライト機能という2つの新機能が追加された。
ブックマーク機能は、任意の処理に印をつけて、ショートカットキーですばやくアクセスできるようにする機能。ブックマークの追加・削除は[Ctrl]+[B]キーが、ブックマーク間の移動は[F6]キーまたは[Shift]+[F6]キーが利用できる。
ハイライト機能は、指定条件に合致する処理に背景色を付与して、視覚的な把握を助ける。ハイライトされた行の移動にもショートカットキーが用意されており、[F4]キーおよび[Shift]+[F4]キーで相互に移動可能。
また、プロセスの生成イベントで当該プロセスの環境変数およびワーキングディレクトリを記録可能になったほか、Windows 8では“File System Control(FSCTL) Codes”の表示にも対応している。
そのほか、「Accesschk」v5.03、「Autoruns」v11.22、「Pslist」v1.3といったシステムツールの各最新版も、同日公開されている。
「Process Monitor」
- 【著作権者】
- Mark Russinovich 氏、Bryce Cogswell 氏
- 【対応OS】
- Windows XP以降およびWindows Server 2003以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0(12/03/26)