NEWS(12/04/02 17:11)

老舗アーカイバ「Lhaz」に“Google ドキュメント”機能を統合した「Lhaz+」v3.0.0

ファイル・フォルダの閲覧およびファイルのアップロード・ダウンロードに対応

「Lhaz+」v3.0.0「Lhaz+」v3.0.0

 これまで開発版がプレビュー公開されていた圧縮・解凍ソフト「Lhaz」の次期バージョン「Lhaz」v3.0.0が1日、「Lhaz+」v3.0.0として正式公開された。

 「Lhaz」は、11種類の書庫形式に対応した老舗の圧縮・解凍ソフト。追加のDLLを必要とせず単体で動作する点や、国産のアーカイバソフトでは標準で対応するものが少ない7Z形式などに初期状態で対応している点が支持されている。

 「Lhaz+」は、「Lhaz」に“Google ドキュメント”のクライアント機能を統合したもの。今回新設された[Google Docs]タブから、“Google ドキュメント”へ保存済みのファイル・フォルダをツリー形式で閲覧できる。ファイルのリネームや削除には対応していないものの、アップロードやダウンロードは可能だ。

“Google ドキュメント”へアップロード“Google ドキュメント”へアップロード

 “Google ドキュメント”へファイルをアップロードするには、ファイルを[Google Docs]タブへドラッグ&ドロップすればよい。アップロード先は、必ず“Google ドキュメント”のルートフォルダになるようで、フォルダを選択したアップロードはできない。そのほか、[ローカル]タブで閲覧中の書庫ファイルを右クリックメニューから“Google ドキュメント”へアップロードする機能も備える。

 逆にダウンロードするには、ファイルの右クリックメニューにある[ダウンロード]項目を選択する。ダウンロード先は固定だが、設定画面で変更可能。また、書庫ファイルの場合は、任意のローカルフォルダを指定して直接解凍することもできる。

“Google ドキュメント”へダウンロード。書庫ファイルならば解凍も“Google ドキュメント”へダウンロード。書庫ファイルならば解凍も

ダウンロード先は固定だが、設定画面で変更可能ダウンロード先は固定だが、設定画面で変更可能

 「Lhaz+」は、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロード可能。なお、動作には「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ」および.NET Framework 4 Client Profileが必要。“Google ドキュメント”機能がない「Lhaz」もこれまで通り公開されている。

【著作権者】
Lhaz開発チーム
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0.0(12/04/01)

(柳 英俊)