NEWS(12/06/14 14:26)

パスワードなどの設定情報を暗号化できるようになった「CarotDAV」v1.9.3が公開

任意のパスワードで設定情報を暗号化、起動時にパスワードの入力が必要になる

「CarotDAV」v1.9.3「CarotDAV」v1.9.3

 FTP/FTPS接続や“SkyDrive”などにも対応した“WebDAV”クライアントソフト「CarotDAV」の最新版v1.9.3が、14日に公開された。最新版の主な変更点は、パスワードなどの設定情報を暗号化してパスワードで保護できる“マスターパスワード”機能が追加されたこと。

 マスターパスワード機能は、[Tool]メニューの[Set Master Password]項目から利用でき、有効にすると設定情報が暗号化されるほか、本ソフトの起動時にパスワードの入力を求められるようになる。マスターパスワードを有効にしていない場合は設定情報が暗号化されないため、ノートPCにインストールしたり、ポータブル版を利用して持ち歩く場合はマスターパスワードを利用した方がよいだろう。

エスケープ文字の変更機能エスケープ文字の変更機能

 そのほか、ファイルの暗号化や分割機能で利用する“エスケープ文字列”を変更する機能も追加された。エスケープ文字の変更機能は“SkyDrive”で暗号化や分割機能を利用する際に、本ソフトで利用しているエスケープ文字列が“SkyDrive”の特殊文字と重複しており、暗号化や分割機能が利用できないため追加されたとのこと。エスケープ文字に“^”が含まれない文字列を選択することで“SkyDrive”でも暗号化や分割機能を利用できるようになるという。

 そのほか、“SkyDrive”のアルバムをフォルダとして認識できなかった不具合なども修正されている。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応する寄付可能なフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

【著作権者】
Rei HOBARA 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付可能)
【バージョン】
1.9.3(12/06/14)

(長谷川 正太郎)