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フリーの高機能テキストエディター「Mery」がメジャーバージョンアップ
タブ機能の強化やテーマ機能の搭載をはじめとする改善が多数盛り込まれる
(2012/12/25 17:22)
フリーの高機能テキストエディター「Mery」の新バージョン「Mery 2」が、24日に正式公開された。Windows XP/Vista/7に対応しており、編集部にてWindows 8でも動作を確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
「Mery」は、原稿の執筆からソースコードの編集まで、さまざまな用途に対応したフリーのテキストエディター。ファイルの拡張子ごとに“編集モード”を割り当て、構文の色分けや入力補完を行うことが可能。正規表現対応の検索・置換・GREP、メニューやツールバー、キー入力のカスタマイズ、マクロ、プラグインなどといった機能も備える。また、レジストリを使用しないため、USBメモリなどで持ち運べるのも特長。
メジャーバージョンアップとなる「Mery 2」は、今年7月にアルファ版が公開。9月のベータ版を経て、クリスマスの正式版公開を目指して開発が続けられていた。
「Mery 2」ではタブ機能が大幅に強化され、ドラッグ&ドロップによるウィンドウ分離やタブバーの複数行表示が可能になった。また、テーマ機能へ対応。背景色や文字色、選択テキストの色などといったデザイン設定を手軽に作成・編集・切り替えできるようになっている。
もちろん、基本的な機能の拡充にも怠りはない。上書きモード・書き換え禁止モードがサポートされたほか、サローゲートペア・結合文字への対応や、“ファイルから置換”機能の追加などといった機能改善が施されている。編集モードをユーザーが編集できるようになったのもうれしいポイント。
また、「Mery」v2.0.0.0以降に対応したプラグインも公開されている。標準では「アウトラインプラグイン」のみが同梱されているが、好みに応じて「半透明プラグイン」「HSP コンパイル実行プラグイン」「IP メッセンジャープラグイン」などを追加して、「Mery」本体の機能を強化できる。
ソフトウェア情報
- 「Mery」
- 【著作権者】
- Kuro 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7(編集部にてWindows 8で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.12.4050(12/12/24)