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Microsoft、Windows 7向け「Internet Explorer 11」をDeveloper Preview版として公開

“SPDY/3”や“WebGL”をサポート、開発者ツール“F12”が刷新される

「Internet Explorer」v11.0.9431.0

 米Microsoft Corporationは25日(現地時間)、Windows 7/Server 2008 R2向け「Internet Explorer 11」をDeveloper Preview版として公開した。現在、日本語版を含む各国語版が、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。

 「Internet Explorer 11」は、Windowsの次期バージョン「Windows 8.1」に標準搭載されるWebブラウザー。Windows 7 SP1(32bit/64bit版)とWindows Server 2008 R2 SP1に対しても、OSの更新プログラムとして提供される。

 「Internet Explorer 11」には、GPUでJPEG画像をリアルタイムデコードする機能や、GPU上でテキストをレンダリングする仕組みがWebブラウザーとしては初めて搭載されており、ページの読み込みの高速化、省メモリ化、省電力化を実現している。また、JavaScriptの次世代規格“ECMAScript 6”をサポートする新しい“Chakra”(IE 9以降に搭載のJavaScriptエンジン)が搭載されており、スクリプトの実行速度も向上した。

 そのほかにも、“HTTP 2.0”規格の先駆けとなる次世代プロトコル“SPDY/3”のサポート、3Dグラフィックス規格“WebGL”への対応、刷新された開発者ツール“F12”などが盛り込まれている。

“SPDY/3”のサポート
刷新された開発者ツール“F12”

ソフトウェア情報

「Internet Explorer 11 Developer Preview」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/7 x64/Server 2008 R2
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.0.9431.0(13/07/25)

(柳 英俊)