リモートデスクトップ操作ソフト「AnyDesk」の最新ベータ版v1.1.7が公開

「AnyDesk」Beta 1.1.7

　リモートデスクトップ操作ソフト「AnyDesk」の最新ベータ版v1.1.7が公開された。Windows XP/7/8/8.1に対応しており、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。

　「AnyDesk」は、シンプルなタブ切り替え型のリモートデスクトップ操作ソフト。“DeskRT”と呼ばれるGUIに特化した専用のビデオコーデックを搭載するのが特長で、同じ色の連続が多い、コントラストが高い、エッジがシャープであるといったGUIイメージの特質とうまく利用して、品質を損なうことなく圧縮率を高めている。また、実行ファイル単体で機能するポータブルアプリケーションとして提供されているのも便利。恒常的に利用する場合は、PCにインストールすることもできる。

　今回のアップデートでは多くの便利なホットキーが実装され、操作性が大きく向上した。ホットキーは［Ctrl］＋［Alt］＋［Shift］キーと組み合わせて利用する仕組みになっており、［1］から［9］キーでタブの切り替え、［Enter］キーで全画面表示の切り替えなどが可能。全画面表示の切り替えは、リモートデスクトップ画面のタブをダブルクリックしても行える。

　そのほかにも、受け入れた接続のログを記録する機能が追加された。記録されたログファイルは、「AnyDesk」のバージョン情報タブにある“Open connection trace”リンクから開くことが可能。

　さらに、接続履歴をサムネイル表示する“スピードダイヤル”に過去の接続を削除する機能が追加されたほか、アンインストールの際に設定を削除するオプションが追加された。また、Windowsのジャンプリスト機能にも対応。ジャンプリストから過去の接続や新しい接続を開始したり、設定画面へ素早くアクセスできるようになっている。

“スピードダイヤル”に過去の接続を削除する機能が追加

Windowsのジャンプリスト機能にも対応

　なお、本ソフトは現在のところベータ版として提供されているので注意。正式版は基本的に有償での提供となる予定だが、無償版も提供されるとのこと。無償版の利用は定期的・継続的でない私的用途に限られるほか、同時接続数が1つに制限される。