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コードエディター「Visual Studio Code」がベータ版に、ソースコードも公開
新たにプラグイン機構を導入。言語サポートや文法チェック、テーマなどを追加可能
(2015/11/19 14:58)
米Microsoft Corporationは17日(現地時間)、マルチプラットフォーム対応のコードエディター「Visual Studio Code」のベータ版を初めて公開した。現在、本ソフトの公式サイトから英語版がダウンロード可能。Windows/Mac版を利用している場合は、自動更新機能を利用してアップデートすることもできる。
「Visual Studio Code」は、Webアプリケーションやクラウドアプリケーションの開発にフォーカスしたコードエディター。Windowsだけでなく、Linux/Macでも利用できるクロスプラットフォーム対応のアプリケーションで、今年4月からプレビュー版として公開されていた。
本ベータ版では、新たにプラグインがサポートされた。「Visual Studio Code」へ新たなプログラミング言語サポート、文法チェック(lint)、カラーテーマ、スニペット、デバッガーなどを導入することが可能で、すでに「Visual Studio Code」で“Go”言語、“Pascal”言語、“React”などを利用可能にするプラグインが用意されている。
「Visual Studio Code」のプラグインは“Visual Studio Marketplace”で入手可能。コマンドパレットからコマンド(“>ext install”)を打ち込んでプラグインを追加することもできる。もちろんユーザーによるプラグインの開発も可能で、プラグイン開発のための“Extension SDK”も用意されている。
さらにMac向けテキストエディター「TextMate」のスニペットが追加できるようになったほか、デバッグ機能も強化。選択した部分をウォッチ式に追加する機能やデバッグ環境の設定を記述して切り替える機能が追加されたほか、デバッグコンソールなどが改善されている。
なお、同日付けで「Visual Studio Code」のオープンソース化も発表された。ソースコードは“GitHub”のプロジェクトページからダウンロード可能。ライセンスはMITとなっている。
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows/Linux/Mac
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.10.1(15/11/17)