レビュー
Intel製CPUの消費電力・温度が計測できる公式ツール「Intel Power Gadget」
第2世代以降の“Intel Core”をサポート。Windows/Mac/Linuxで利用可能
2016年10月25日 14:11
「Intel Power Gadget」は、Intel製CPUのためにIntelが開発したソフトウェア消費電力モニター。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、同社のWebサイトからダウンロードできる。Windows版は64bit版を含むWindows 7/8およびWindows Server 2008/2012に対応しており、動作には.NET Framework 4および「Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ」が必要。編集部にてWindows 10で動作を確認している。
Intel製CPUの周波数・消費電力・温度をリアルタイムで表示するデスクトップアクセサリー。電力情報を取得するためのライブラリとセットになっており、特殊なハードウェアや計測環境を用意しなくてもソケット単位で正確な消費電力を得ることができる。対応CPUは第2世代以降の“Intel Core”となっており、“Atom”はサポートされていないので注意。
ユーザーインターフェースはコンパクトで、デスクトップの隅に置いておいてもじゃまにならないデザインだ。最新版の「Intel Power Gadget 3.0」では4つのグラフが提供されており、上から順にCPUパッケージの消費電力、パッケージの周波数、内蔵GPUの周波数、パッケージの温度が確認できる。
さらに、画面右上の[Start Log]ボタンを押してログを取れば、より詳細なデータをファイルへ記録することが可能。ログファイルの保存場所は、オプションダイアログから指定できる。そのほかにもメイン画面のリサイズや解像度、ログ取得の間隔などが設定できる。オプションダイアログは、画面の右クリックメニューの[Options]コマンドからアクセスが可能だ。
ソフトウェア情報
- 「Intel Power Gadget」Windows版
- 【著作権者】
- Intel Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8およびWindows Server 2008/2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.7(16/06/06)