レビュー
「Visual Studio」にMarkdownの編集機能を追加する拡張機能「Markdown Editor」
「Visual Studio 2017」にも対応。Markdown文書を書く機会の多い開発者にお勧め
2016年12月9日 12:12
「Markdown Editor」は、「Visual Studio」にMarkdownドキュメントの編集機能を追加する拡張機能。「Visual Studio 2015」「Visual Studio 2017」に対応する拡張機能で、編集部にてWindows 10上の「Visual Studio 2015 Community Update 3」で動作を確認した。“Visual Studio Marketplace”から無償でダウンロードできる。
本拡張機能をインストールすると、「Visual Studio」をリアルタイムプレビュー機能付きのMarkdownエディターとして利用することが可能。最近ではプログラムの開発時にMarkdownドキュメントの編集が必要となるケースは少なくないので、導入しておいて損はない拡張機能だ。
本ソフトは.NETで開発されたMarkdownパーサー「Markdig」をエンジンとして採用しており、“CommonMark”または“GitHub flavored Markdown(GFM)”ベースのMarkdownドキュメントを高速で変換することが可能。エディター画面のMarkdown文法もハイライトされる仕組みになっており、編集とプレビューがストレスなく行える。
また、開発者向けの機能が充実しているのもうれしいポイント。たとえば、コードフェンス(```)で囲まれた部分をソースコードと見なし、指定したプログラミング言語の文法に従ってシンタックスハイライトを行うことが可能。さらに、エディター画面ではコードフェンスの折り畳み・展開もサポートしている。貼りつけたサンプルコードをコンパクトに折りたたんで、テキストの記述に集中するといった使い方も可能だ。
そのほかにも、Markdown記法のキーボードショートカット、ライブプレビューの画面とエディター画面の同期クロール、エディター画面のコードマップ、ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストによる画像の挿入、引用符の補完といった機能をサポートしており、スタンドアロンのMarkdownエディターにも機能的に遜色はない。テキストを選択すると表示される電球メニューも便利で、テキストをリンクや画像、リスト、引用などへ素早く変換することができる。
ソフトウェア情報
- 「Markdown Editor」
- 【著作権者】
- Mads Kristensen 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.10.186(16/11/26)
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