レビュー
“thumbs.db”など画像のキャッシュデータベースを解析できる「Windows File Analyzer」
「ACDSee」「Google Picasa」「FastStone Viewer」などに対応。おまけ機能も
2017年1月26日 06:00
「Windows File Analyzer」は、サムネイル画像のキャッシュファイル“thumbs.db”などを解析して内容を閲覧できるソフト。Windows 2000/XP/Vista/7およびWindows Server 2003/2008/2008 R2に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
“thumbs.db”ファイルは、ファイルやフォルダーの縮小版表示“サムネイル表示”を高速化するためにキャッシュとして作成される隠しファイル。通常の方法では内容を見ることはできないが、本ソフトのようなツールを利用すればキャッシュに含まれるデータを閲覧することが可能だ。本ソフトはインストール不要で利用できるポータブルアプリになっているので、USBメモリなどにしのばせておけば役に立つこともあるだろう。
本ソフトで“thumbs.db”ファイルの内容をチェックするには、まずツールバー左端にあるボタンのプルダウンメニューまたは[File]-[Analyze Thumbnail Database]メニューから[Windows XP]コマンドを選択する。するとファイル選択ダイアログが現れるので、あとは“thumbs.db”ファイルを選択するだけ。ファイルの解析が完了すると、メイン画面のリストビューに画像のプレビュー、ファイル名、タイムスタンプ(作成日時)などが確認できる。メイン画面の右上にあるボタンを利用すれば、取得したデータをレポートとして印刷したり、選択した画像をファイルとして保存することが可能。
そのほかにも、「ACDSee」「Google Picasa」「FastStone Viewer」「HP Digital Imaging」といった画像ビューワーのデータベースをサポート。さらに、おまけ機能として“Windows プリフェッチ”や、“最近使った項目”などのショートカットファイル、「Internet Explorer」のインデックス情報を管理する“Index.DAT”、“ごみ箱”の情報を管理する“Info2”ファイルの解析もサポートする。ただし、本ソフトは基本的にWindows XP時代のツールであり、一部の機能は最新OSでサポートされていないので注意しよう。
ソフトウェア情報
- 「Windows File Analyzer」
- 【著作権者】
- Michal Mutl 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7およびWindows Server 2003/2008/2008 R2(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.6.4.0
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