レビュー

Webページのデザインをカスタマイズして見やすくできる拡張機能「Stylus」

閲覧履歴の収集が発覚した「Stylish」からフォークした派生版

「Stylus」Chrome版

 「Stylus」は、閲覧ページに独自のスタイルシートを適用して見栄えをカスタマイズする“ユーザースタイルシート”を管理するWebブラウザー拡張機能。「Google Chrome」「Firefox」に対応するフリーソフトで、編集部にて「Google Chrome」v67.0.3396.99で動作確認した。

 閲覧履歴の収集が発覚して“Firefox Add-ons”からブロック、“Chrome ウェブストア”から削除された「Stylish」が、原作者からSimilarWeb社に買収される以前のv1.5.2からフォーク(派生)しており、ブラウジング履歴の取得はしていないという。

 閲覧中のWebサイト用に作成されたユーザースタイルシートを共有サイト“Userstyles.org”から検索して適用することが可能で、スタイルシートの知識がなくても利用可能。もちろん、独自のユーザースタイルシートを作成して適用することもできる。

 スタイルシートを検索して適用するには、ツールバーに追加される拡張機能のボタンから表示できるポップアップで[スタイルを検索]をクリックすればよい。ポップアップ上に表示されたスタイルシートをクリックすれば現在表示しているWebサイトのデザインに反映され、以後そのWebサイトを開くたびに自動で適用されるようになる。

複数のスタイルシートを同時に適用

 複数のスタイルシートを同時に適用でき、1度取得したスタイルシートはポップアップ上部のチェックボックスでON/OFFを切り替え可能。また、[検索結果を下に表示]チェックボックスをOFFにすれば、スタイルシートの検索結果を新規タブに表示することもできる。

 ポップアップ下部の[管理]ボタンをおせば、取得したスタイルシートの削除・編集や、独自スタイルシートの新規作成が可能。スタイルシートのエディター画面では、入力補完やスマートインデントといった支援機能を利用できる。

スタイルシートのエディター画面

ソフトウェア情報

「Stylus」Chrome版・Firefox版
【著作権者】
Jason Barnabe 氏、Stylus Team
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.4.13(18/07/08)