ニュース

閲覧履歴の収集が発覚した「Stylish」拡張機能、“Chrome ウェブストア”からも削除

「Opera」版も利用不能、開発元からの声明はいまだなし

「Google Chrome」向けの「Stylish」拡張機能が、“Chrome ウェブストア”から削除

 「Google Chrome」向けの「Stylish」拡張機能が、“Chrome ウェブストア”から削除された。本拡張機能の「Firefox」版がポリシー違反で“Firefox Add-ons”のブロックリストに追加されていたが、「Google Chrome」版もそれに続いた格好だ。なお、「Opera」版は「Firefox」版がブロックされた段階ですでに利用不能となっている。

 「Stylish」は、閲覧ページに独自のスタイルシートを適用して見栄えをカスタマイズする“ユーザースタイルシート”を管理するアドオン。本拡張機能は2017年1月、Webサイト分析サービスなどを提供するSimilarWeb社によって買収されたが、先日、プライバシーポリシーに反してすべての閲覧履歴を収集していたことが発覚していた。

 なお、SimilarWeb社や「Stylish」のユーザースタイルシートを共有するサイト“Userstyles.org”からは現在のところ、何の声明も発表されていない。