レビュー
アプリごとの通信量や通信速度をリアルタイムで集計できる「AppNetworkCounter」
動作中のすべてのアプリケーションのTCP/UDPパケットの数を集計・可視化
2018年8月28日 06:30
「AppNetworkCounter」は、動作中のすべてのアプリケーションのTCP/UDP通信を集計・可視化するツール。Windows XPからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
システムで稼働中のアプリケーションが送受信するTCP/UDPパケットの数をリアルタイムでカウントするシンプルなツール。計測を開始してからのデータ通信量(バイト数)を積算したり、通信速度を算出したり、IPv4/IPv6で分けて集計することもできる。また、可能であればアプリケーションの製品名、製品バージョン、概要、会社名なども取得できる。
集計は「AppNetworkCounter」を起動すると自動で開始される。TCP/UDP通信があれば、それを行ったアプリケーションがリストビューに追加されていくはずだ。リストビューを一旦空にして初めから集計したい場合は、[Ctrl]+[X]キーを押せばよい。また、[Ctrl]+[R]キーを押せば選択したアプリケーションの集計だけをリセットすることもできる。
特定のアプリケーションに関する詳細を閲覧したい場合は、リストビューの列をダブルクリックしてプロパティ画面へアクセスすればよい。その列に掲載されている情報を、単一のウィンドウで一覧することが可能だ。また、ほかの“NirSoft”ブランドのツールと同様、HTML形式でレポートを出力したり、TSV形式でデータをクリップボードへコピーすることも可能。インストール不要で利用できるポータブルアプリになっているのも便利だ。
なお、Windows Vista以降では管理者権限で実行する必要があるので注意。
ソフトウェア情報
- 「AppNetworkCounter」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows XPからWindows 10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.05(18/07/09)