REVIEW(09/07/16)

QRコードも挿入できるフリーの名刺作成・印刷ソフト「M-Print」

マウスのドラッグでパーツの移動など直感的な操作で名刺を作成可能

「M-Print」v122N

 「M-Print」は、直感的な操作で手軽に名刺を作成・印刷できるソフト。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 あらかじめ用意された40種類以上のテンプレートを使って、ビジネスやプライベートの場で利用可能なオリジナルの名刺を手軽に作成できる。任意のBMP画像をアイコンや背景画像として利用できるのはもちろん、名刺にQRコードを挿入する機能を備えるほか、横書き・縦書きのテキストを混在させた名刺を作成することも可能。

 画面はシンプルで、上側にいくつかのボタンが並んでいるほかは、作成している名刺のプレビューが表示されるのみとなっている。名刺を作成する際は、まず画面上側の[Templet]ボタンを押してテンプレートを選択しよう。

 テンプレートを選択すると、会社名や氏名などの各パーツに仮のテキストが記入された状態で名刺のプレビューが表示される。基本的な名刺の編集方法は直感的でわかりやすく、各パーツを右クリックすれば、テキストを編集したり、アイコンの画像を変更でき、マウスのドラッグで位置を変更できる。また、パーツの追加はプレビュー上で空白の部分を右クリックすることで行える。

画面上側のボタンから詳細なパーツの編集を行える

 画面上側のボタンでは、より詳細なパーツの編集が可能。たとえば[文字]ボタンを押すと、会社名や住所、電話番号といったパーツが一覧表示され、各パーツごとにテキストの編集やパーツの表示・非表示といった設定を行えるほか、フォントや文字色などを設定できる。また、[Base]ボタンでは背景画像を変更可能。

 各パーツの編集・配置が完了したら、名刺を印刷してみよう。作成した名刺は、1枚の用紙に複数枚の名刺を並べて印刷でき、印刷する前にプレビューを見ながら用紙に収まるように一度に印刷する枚数などを調節可能。

 作成途中の名刺は、INIファイルで保存しておくことで、あとから再編集を行える。さらに、作成した名刺をテンプレートとして登録しておくこともでき、名前やメールアドレスなどの項目を修正するだけで、同じレイアウトの名刺を仲間と共有できる。

【著作権者】
Ken-Create 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP(編集部にてWindows Vistaでの動作も確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
122N(09/07/07)
 

(加藤 達也)