REVIEW(09/11/05)

Outlookと連動するカレンダーガジェット「Outlook Calendar」

予定の有無を太字や下線で表示、マウスオーバーで予定内容の確認も可能

「Outlook Calendar」v1.2.0「Outlook Calendar」v1.2.0

 「Outlook Calendar」は、「Microsoft Outlook」(以下、Outlook)との連携機能を備えたカレンダーを表示するWindows Vista用のサイドバーガジェット。Windows VistaおよびOutlook 2007に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7とOutlook 2007の組み合わせでも動作を確認した。ライブラリサイト“Windows Live Gallery”からダウンロードできる。

 本ガジェットの外観はシンプルなカレンダーだが、Outlookの予定表で入力した予定データの有無を確認できるのが特徴。予定データの“公開方法”によって表示が異なり、“予定あり”と“外出中”は日付が太字で、“空き時間”と“仮の予定”は日付が下線つきで表示される仕組み。

 予定のある日付の上にマウスカーソルを合わせることで、予定の開始、終了時刻と件名をポップアップ表示する機能も備えているので、Outlookをわざわざ起動することなく予定の内容を確認できて便利だ。また、日付をダブルクリックすることで、Outlookを起動して該当月の予定表を表示する機能も搭載されている。

 さらにガジェットの設定画面から、日付を赤文字で表示する“分類項目”を指定することもできる。標準では“祝日”および“休日”が指定されているが、たとえば“ビジネス”や“誕生日”など任意の分類項目を指定するといった活用も可能だ。

 予定表示機能を備えながらもシンプルな外観で、2カ月表示にも対応しているなど、標準のカレンダーガジェットの置き換えとして違和感なく利用できるのもうれしい。

【著作権者】
MoonDoldo 氏、Millefeuille 氏(原作)
【対応OS】
Windows Vista(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2.0(09/10/23)

(霧島 煌一)