REVIEW(10/01/28)
荷札型のアイコンがマルチモニター環境でのウィンドウ移動を支援「DesktopTag」
同じ番号の荷札を取り付けた2つのウィンドウの位置を瞬時に入れ替えられる
「DesktopTag」は、荷札のようなアイコンを使ってウィンドウの移動操作を支援するソフト。Windows XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
起動すると、針金のついた荷札の形をした小さなアイコンがデスクトップ画面左上に並ぶ。荷札にはそれぞれ番号がつけられており、同じ番号のつけられた荷札が2枚ずつ用意されている。この荷札を任意のウィンドウに取り付けることで、ウィンドウの移動やタスクの切り替え操作を快適化することが可能。
荷札をウィンドウへ取り付けるには、マウスのドラッグで荷札をウィンドウの上まで移動させ、荷札の右クリックメニューから[直下のウィンドウと結合]を選択すればよい。このとき、荷札全体をウィンドウの上に置く必要はなく、荷札についている針金の先端がウィンドウに触れていればウィンドウに取り付けることが可能だ。
同じ番号の荷札はペアになっており、荷札の右クリックメニューにある[ウィンドウの転送]を選択することで、荷札を取り付けたウィンドウをもう片方の荷札の位置へ瞬時に移動させることができる。さらに[ウィンドウの入替え]を選択すれば、同じ番号の荷札を取り付けた2つのウィンドウの位置を入れ替えられる。
とくにマルチモニター環境で、メインモニターは作業用、サブモニターは動画などの視聴用として使い分けているが、幅広い用途をもつWebブラウザーなどは頻繁にモニターを行き来させているという人は、本ソフトを使うことでウィンドウ移動を快適化できるのではないだろうか。
また荷札を取り付けたあとは、荷札をクリックすることで、取り付けたウィンドウをアクティブにできる。これにより、たとえば複数のウィンドウの右端へ付箋のように荷札を取り付け、ウィンドウを重ねておけば、タブを切り替える感覚でアクティブなウィンドウを切り替えることが可能。そのほか、荷札をダブルクリックすることで、マウスカーソルをもう片方の荷札の位置へ移動させることもできる。
- 【著作権者】
- tori 氏
- 【対応OS】
- Windows XP(編集部にてWindows Vistaでの動作も確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.02