REVIEW(10/05/25)
Windows 7のジャンプリストをソフトごとにカスタマイズ「Jumplist Extender」
ジャンプリスト未対応のソフトに利用してタスクバーの使い勝手を向上させよう
「Jumplist Extender」は、Windows 7の機能“ジャンプリスト”の動作をアプリケーションごとにカスタマイズできるソフト。Windows 7に対応するフリーソフトで、“Google Code”のプロジェクトページからダウンロードできる。
“ジャンプリスト”は、アプリケーションのタスクボタンから、当該アプリケーションのさまざまなタスクを指定して起動できるWindows 7の新機能。たとえばメールソフトの場合、“メールの新規作成”タスクを選択することで、メールの編集ウィンドウを直接開くといった動作が可能になる。
ただし、本機能を利用するにはアプリケーション側の対応が必要。残念ながら、Windows 7対応をうたっていても、ジャンプリストには未対応といったソフトも少なくない。
「Jumplist Extender」は、そのようなソフトをカスタマイズして、ジャンプリスト対応にしてしまうソフト。よく利用するタスクをジャンプリストに登録すれば、アプリケーションの使い勝手は大幅に向上するだろう。
利用するにはまず、対象となるアプリケーションを選択する。次に、アプリケーションを起動させたあと、メインウインドウをマウスでクリックして本ソフトに認識させよう。メインウィンドウを認識すると、ジャンプリストのカスタマイズ画面が現れる。
カスタマイズ画面では、ジャンプリストに表示するタスクや区切り線、フォルダやファイルへのショートカットなどを追加できる。タスクには、コマンドラインの実行、メインウィンドウへのキー送信、ホットキー操作を自動化するソフト「AutoHotKey」のスクリプトの3種類から選択して登録可能。さらに、それぞれのタスクには任意のアイコンを関連付けることもできる。
設定が済んだら、[File]-[Save and Apply to Taskbar]メニューを選択しよう。すると、カスタマイズ内容がアプリケーションのジャンプリストに反映される。これらの設定はインポート・エクスポート可能で、気に入ったジャンプリストの設定をほかのPCで利用する際に便利だ。
なお、本ソフトはジャンプリストに対応済みのソフトでも利用可能。ただし、ジャンプリストの動作は本ソフトで上書きされてしまうので注意しよう。
- 【著作権者】
- Marco Zafra 氏
- 【対応OS】
- Windows 7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.2(10/05/22)