REVIEW(10/05/31)
特定のファイル・フォルダだけを定期的にデフラグできる「WinContig」
仮想PCソフトで使うゲストOSのイメージファイルなどに最適
「WinContig」は、特定ファイル・フォルダだけの断片化を定期的に解消できるデフラグソフト。Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
昔はパソコンの動作が遅くなったときに、ハードディスクのデフラグを勧められることも多かった。しかし最近は、ハードウェアのスペック向上やOSの進化によりファイルの断片化が発生しにくくなっており、また発生したとしても昔ほど影響を受けない。
そのため、システムドライブ全体を定期的にデフラグするほど神経質になる必要はないが、頻繁に利用することがわかっているファイルの断片化は解消しておいても損はない。たとえば、仮想PCソフトで使うゲストOSのイメージファイルは、サイズが数十GBと大きいだけでなく、書き込み頻度も高いため、断片化が発生しやすい。
そこでオススメしたい「WinContig」は、ファイル・フォルダ単位のデフラグに特化しているのが特長だ。ファイルやフォルダのリストを保存しておくことができ、その都度ファイルやフォルダを選択する必要がないため、特定のファイル・フォルダだけを定期的にデフラグしたい場合に向いている。
デフラグはウィザード形式で進み、その過程でチェックディスクやディスククリーンアップも実行できる。また、断片化の分析だけを先に行い、断片化しているファイルのなかから任意のファイルのみをデフラグすることも可能。そのほか、デフラグ終了後にパソコンをシャットダウンする機能や、本ソフトの実行優先度を変更する機能なども搭載している。
- 【著作権者】
- Marco D'Amato 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.90