REVIEW（10/06/02）

　「Digital Clock 3D Screensaver」は、楽しい仕掛けが施されたデジタル時計を描く3Dスクリーンセーバー。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応する9.99米ドルのシェアウェアで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、ライセンスキーを登録するまでは、スクリーンセーバーの起動から90秒が経過するとライセンスキーの購入を促すメッセージが画面中央に表示される。

　PCを自作するのが好きな人は、同時にメカ好きであることも多いのではないだろうか。もしマザーボードやビデオカードなどがすべての電子部品を隠すように設計されていたら、自作の魅力は半減してしまうにちがいない。

　メカが好きでたまらないという人にオススメしたい本スクリーンセーバーは、“電子工作感”が満載のデジタル時計を描いていく。3台並ぶ電子機器には、二桁の数字を表示する7セグメントLEDやニキシー管などが搭載されており、それぞれが時・分・秒を分担している。

　しばらくすると、電子機器がエレベーターのように昇降し始め、次々に入れ替わっていく。いずれの電子機器も基盤や電子部品がむき出しになったままで、メカ具合とレトロ感のコンビネーションが絶妙だ。

　時計の周りには無数のケーブルが走っており、場所はコンクリート壁の隙間であることがわかる。もしかすると、ビルの電気設備を設計した人が人目につかない場所を選び、この時計を遊び心で設置したのかもしれない。