REVIEW（10/09/01）

　「おうえモンnano」は、奇妙なサルが踊って癒しを与えてくれるデスクトップキャラクター。Windows 2000/XP/Vista/7および64bit版のWindows 7などに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。動作には、Adobe AIRが必要。

　起動するとたらこ唇のサルが現れ、マラカスを振りながら踊ったり、独り言などをつぶやいて、必死にパソコンユーザーを応援してくれる。つぶやきは“Twitter”と連動しており、本ソフトの公式アカウントでもその発言を閲覧できる。

　このサルには細かなプロフィールが設定されており、それがなかなかおもしろい。名前は“勅使河原 応右衛門”、1968年3月6日生まれの42歳で、干支はもちろんサル。株式会社サル山商事の営業部海外事業部で主任を務めており、主にバナナを輸入する仕事に係わっているようだ。

　またソフトとしてもさまざまな仕掛けが用意されており、たとえばサルをマウスドラッグで移動させるときには、サルが耳をつままれた格好になり、無抵抗でやるせない表情を見せる。さらに、本ソフトを起動するたびにサルはだんだん歳をとっていき、7回目の起動で70歳になり、応援をさぼり始める。

　そのほか作者サイトによると、突発的なイベントも発生するとのことなので、デスクトップの片隅に常駐させ、しばらく観察するとよいだろう。