REVIEW(10/09/02)

さまざまなWebブラウザーのブックマークや履歴をCSV形式で保存する「Historian」

「Internet Explorer」「Firefox」「Google Chrome」「Opera」に対応

「Historian」v1.4.4「Historian」v1.4.4

 「Historian」は、各種Webブラウザーのブックマークや閲覧履歴といったデータをCSV形式で保存できるソフト。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、Webブラウザーのブックマーク・閲覧履歴・ダウンロード履歴・Cookieといったデータを抽出し、CSVファイルとして保存できる。「Internet Explorer」「Firefox」「Google Chrome」「Opera」などの幅広いWebブラウザーで利用できるため、Webブラウザーの利用状況を分析したり、汎用的なデータ形式でWebブラウザーの情報を保存しておきたいといった場合に役立つだろう。

 利用するにはまず、[Extras]-[Sprache/Language]-[English]メニューを選択し、言語設定を英語へ変更しておこう。本ソフトには日本語の言語設定も用意されているが、編集部にて試用したところ出力形式を選択するプルダウンメニューが正常に動作しなかった。

 次に、[File]-[Open source files]メニューを選択し、Webブラウザーのデータが保存されたファイルを開こう。たとえば、一般的に「Firefox」の場合は“C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\(ランダムな文字列).(プロファイル名)\places.sqlite”を選択する。また、「Google Chrome」の場合は“C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default”フォルダ以下にある各種データファイルを選択すればよい。

 続いて、データの種類をメイン画面上の[File Format]プルダウンメニューから選択する。データの種類を自動で認識する機能も搭載されているが、一部のデータに関しては手動での変更が必要だ。最後に、メイン画面下部にある“Output file”エリアで出力先と出力形式を選択して[Export]ボタンを押せば、データファイルを出力できる。

 なお、一部Webブラウザーで利用する際は、データを出力する前にWebブラウザーを終了しておく必要があるので注意。

【著作権者】
Gaijin.at
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.4.4(10/08/24)

(柳 英俊)