REVIEW(10/11/29)

3Dの宇宙空間に複数トラックのノートが浮かぶMIDIプレイヤー「MIDITrail」

FPS風の操作で空間内を自由に移動して好きな角度から音楽を眺められる

「MIDITrail」v1.1.1「MIDITrail」v1.1.1

 「MIDITrail」は、複数トラックのMIDI信号を3D空間内に表現できるMIDIプレイヤー。Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、“SourceForge.net”内の本ソフトのページからダウンロードできる。

 MIDI信号はピアノロール風に表示される仕組みで、“Piano Roll 3D”“Piano Roll 2D”“Piano Roll Rain”という3つのモードを備えている。いずれのモードでも3D空間に浮かんだピアノロールに複数トラックのMIDI信号が表示され、FPSゲーム風の操作で自由に視点を移動可能。

 具体的には[W][S][A][D]キーで前進・後退・左右への移動、[Q][E]キーで上下移動、マウスで方向転換ができる。また、マウスのホイールボタンを押せば、自動でピアノロールを回転させることが可能だ。

 “Piano Roll 3D”モードでは、複数トラックのノートが宇宙に浮かぶ直方体として表現され、色と奥行きでトラックの違いが表される。“Piano Roll 2D”モードでは、1つの平面上に複数トラックのノートが重なって表示され、色でのみトラックの違いが表される仕組み。

 “Piano Roll 3D”“Piano Roll 2D”モードでの演奏中は現在発音されているノートが光るほか、波紋のように丸い輪っかが現れる。また、現在演奏中の箇所を視点が自動で追従するほか、1つの鍵盤が発音中のノートの背後に表示される。

“Piano Roll 3D”モード“Piano Roll 3D”モード

“Piano Roll 2D”モード“Piano Roll 2D”モード

“Piano Roll Rain”モード“Piano Roll Rain”モード

 “Piano Roll Rain”モードでは、宇宙にトラック別の鍵盤が階段状に配置され、上からノートが雨のように降ってくる。ノートは発音のタイミングで鍵盤にぶつかり、同時に鍵盤が押されるとともに光る仕組み。

【著作権者】
WADA Masashi 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.1(10/10/17)

(長谷川 正太郎)