REVIEW(11/01/19)

「Google Chrome」のブックマーク バーを複数切り替え「Bookmark bar switcher」

利用状況や用途に応じて常に表示するブックマークを切り替えられる

「Bookmark bar switcher」v0.3「Bookmark bar switcher」v0.3

 「Bookmark bar switcher」は、「Google Chrome」のブックマーク バーの内容を、用途に応じて切り替えられる拡張機能。編集部にてWindows 7上の「Google Chrome」v8.0.552.237で動作を確認した。ライブラリサイト“Google Chrome 拡張機能ギャラリー”からダウンロードできる。

 「Google Chrome」にはサイドバーがないため、よく利用するブックマークを常に表示しておきたい場合は、設定メニューにある[ツール]-[ブックマーク バーを常に表示]項目をONにしてツールバーを表示しておき、そこへブックマークを置いておくしかない。

 しかし、常に表示しておきたいブックマークは利用状況によって変わるものだ。ただ閲覧している場合とブログ記事の執筆やプログラミングの際の調べものをしている場合では、必要となるブックマークは異なる。状況や用途によって、バーへ表示しておくブックマークを切り替えられたら便利に違いない。

 「Bookmark bar switcher」は、そんな願いをかなえる拡張機能。ブックマーク バーの内容を複数保存して、それらを拡張機能のボタンから切り替えられる。たとえば、Web巡回用のバーと、ブックマークレット用のバーを切り替えて利用するといったことが可能だ。

バーの切り替えは、ブックマーク マネージャの“ブックマーク バー”フォルダと“その他のブックマーク/BookmarkBars”フォルダ間でブックマークを移動させることで実現。そのため、運用には少し注意が必要だバーの切り替えは、ブックマーク マネージャの“ブックマーク バー”フォルダと“その他のブックマーク/BookmarkBars”フォルダ間でブックマークを移動させることで実現。そのため、運用には少し注意が必要だ

 それぞれのブックマーク バーの内容は、ブックマーク マネージャの“その他のブックマーク/BookmarkBars”フォルダ以下へ保存される。切り替えの際は、表示するバーの内容をブックマーク マネージャの“ブックマーク バー”フォルダ以下へ書き出すと同時に、非表示にするバーの内容を“BookmarkBars”フォルダ以下へ移動させる仕組みになっている。

 そのため、ブックマーク同期機能を有効にしている場合、同期作業とブックマークの移動作業が競合を起こし、複数の“BookmarkBars”フォルダが生成されるなどの不具合が起きる可能性がある。ブックマーク同期機能との併用はお勧めしないが、利用する場合は「Google Chrome」の起動直後など、ブックマークの同期作業が行われている間はバーの切り替えを控えるといった運用を行ってほしい。また、利用の際はあらかじめブックマークをバックアップしておくことをお勧めする。

【著作権者】
zoeetrope.com
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.3(11/01/15)

(柳 英俊)