REVIEW(11/01/25)

システムメニューへ多数の便利な機能を追加「Moo0 窓メニュー拡張器」

常に最前面へ表示、任意の場所へ移動・リサイズ、プログラム情報のコピーなど

「Moo0 窓メニュー拡張器」v1.10「Moo0 窓メニュー拡張器」v1.10

 「Moo0 窓メニュー拡張器」は、各ウィンドウのシステムメニューへ多数の便利な機能を追加できるソフト。Windows XP/Server 2003/Vista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、個人での私的かつ非営利目的に限り無償で利用可能。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、ウィンドウ左上のクリックや、タイトルバーの右クリック、タスクボタンの[Shift]キー+右クリックなどで表示できる“システムメニュー”を拡張して、さまざまなメニューを追加できるタスクトレイ常駐型ソフト。

 本ソフトが追加するメニューは、[最前面に保つ][移動][最大化][透明度][プロセスの強制終了][プロセス優先度][未使用メモリを解放][このプログラムを見つける][プログラム情報][アイコン化 して隠す]の10個。不要なメニューはタスクトレイアイコンの右クリックメニューから非表示にすることもできるので、使用頻度の高いものだけを表示して利用できる。

 なかでもとくに活躍しそうなのが、[移動]メニューや[最大化]メニューだろう。[移動]メニューを利用すれば、デスクトップの中央や上下左右辺、四隅へウィンドウを移動できる。また、[最大化]メニューを利用すれば、ウィドウサイズをデスクトップの高さや幅に合わせたり、デスクトップ領域の右半分や左半分、2×2で4分割した場合の各領域へ合わせて配置するといったことも可能。さらに、ウィンドウを常に最前面表示する[最前面に保つ]メニューと、ウィンドウの透明度を変更できる[透明度]メニューを併用すれば、常に最前面表示される透明なウィンドウを実現するのも簡単だ。

[プログラム情報]メニューを利用すれば、ウィンドウのタイトルや実行時間、メモリ使用量などといった情報を参照・コピー可能[プログラム情報]メニューを利用すれば、ウィンドウのタイトルや実行時間、メモリ使用量などといった情報を参照・コピー可能

 そのほか、[プログラム情報]メニューを利用すれば、ウィンドウのタイトルや実行時間、メモリ使用量などといった情報を参照することも可能。メニューをクリックすれば、情報をクリップボードへテキストとしてコピーすることもできる。スレッドやハンドル、GDIオブジェクトなどに関するシステム情報までも参照・コピーできるのはユニークだ。さらに、[このプログラムを見つける]メニューを利用すれば、当該ウィンドウを管理するプログラムがあるフォルダを開くこともできる。

 なお、編集部にて試用したところ、[移動][最大化]メニューはマルチモニター環境に対応していない。

【著作権者】
Moo0
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(個人での私的かつ非営利目的に限る、寄付歓迎)
【バージョン】
1.10(10/11/28)

(柳 英俊)