REVIEW(11/02/01)
「Visual Studio」の“Intellisense”をHTML5対応に「HTML 5 Intellisense」
HTML5要素の入力効率が向上、スペルチェック機能もHTML5対応になる
「HTML 5 Intellisense for Visual Studio 2010 and 2008」は、Microsoft製統合開発環境「Visual Studio」で“HTML5”要素の入力補完機能を利用可能にするツール。「Visual Studio」2008/2010に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Visual Studio 2010 Professional」で動作を確認した。ライブラリサイト“Visual Studio ギャラリー”からダウンロードできる。
各次世代WebブラウザーがHTML5対応を競うなか、HTML5を活用したWebアプリも徐々に増え始めてきた。また、先日はHTML5の公式ロゴマークも制定されるなど、HTML5の普及を目指した動きも本格化の兆しがみられる。開発者のなかにも、そろそろHTML5を学んでおきたいという人が多くなってきたのではないだろうか。
そんな開発者には、ぜひ本ツールをお勧めしたい。「Visual Studio」の入力補完機能“Intellisense”をHTML5へ対応させることができる。スペルチェック機能もHTML5対応になり、HTML5要素がスペルミス扱いにされることもなくなる。
利用するには、まず本ツールをインストールする。次に「Visual Studio」を起動してオプションダイアログを開き、ツリービューを[テキストエディター]-[HTML]-[検証]とたどる。すると、“ターゲット”プルダウンメニューに“HTML 5”という項目が追加されているので、それを選択してオプションダイアログを閉じれば、HTML5対応の“Intellisense”が利用可能になる。
なお、本ソフトは公式には“Express”エディションをサポートしていないものの、編集部にて「Visual Web Developer 2010 Express」でも利用できることを確認した。
- 【著作権者】
- Mikhail Arkhipov 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(10/04/02)