REVIEW(11/03/30)

なるべくHTTPS接続を利用するように促してくれるFirefox拡張機能「HTTPS Finder」

切り替えルールをドメイン単位で記憶し次回からHTTPSに強制切り替えすることも

「HTTPS Finder」v0.34「HTTPS Finder」v0.34

 「HTTPS Finder」は、閲覧中のWebサイトがHTTPS接続に対応しているかを自動検知できる「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」v3.0以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Firefox」v4.0で動作を確認した。“Google Code”のプロジェクトページからダウンロードできる。

 HTTPSとは、HTTPをベースにSSLによる暗号化を施したプロトコルで、通信内容の盗聴を防ぐことが可能。平文で通信を行うHTTPよりもセキュリティが高いので、プライバシー情報を扱うSNSなどのWebサイトでは、なるべくHTTPではなくHTTPSを利用したい。しかし、HTTPS接続にはSSL証明書を購入する必要があるなどの事情があり、すべてのWebサイトで提供されているわけではない。そこで「HTTPS Finder」の出番となるわけだ。

 本拡張機能は、閲覧中のWebサイトがHTTPS接続可能かどうかチェックして、可能ならば「Firefox」の通知バーでHTTPS接続へ切り替えるように促してくれる。さらに、HTTPS接続へ切り替えたドメインをルールとして記憶し、次回接続時からはHTTPS接続を利用するように強制することも可能。なお、ルールが適用されるのは「Firefox」の次回起動時からとなるので注意。

閲覧中のWebサイトがHTTPS接続可能かどうかチェック閲覧中のWebサイトがHTTPS接続可能かどうかチェック

HTTPS接続するドメインをルールとして記憶することも可能HTTPS接続するドメインをルールとして記憶することも可能

 さらに、ホワイトリスト機能も搭載。設定画面で、HTTPS接続可能かどうかのチェックを行いたいたくないドメインを、ワイルドカードを利用して登録しておくことができる。

【著作権者】
Kevin Jacobs 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.34(11/03/25)

(柳 英俊)