REVIEW（11/04/28）

　「Quick Search」は、パソコンに保存されているすべてのファイルやフォルダを対象にファイル・フォルダ名でインクリメンタルサーチを行えるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

　検索の速さが特長で、パソコン内の全ファイル・フォルダが検索対象であるにもかかわらず、ほとんど待ち時間なく検索結果が表示されるのが特長。起動するとデスクトップ上にティッカー型のウィンドウが現れ、ウィンドウ上の検索欄にキーワードを入力すると、ファイル・フォルダ名にキーワードを含むファイルとフォルダがリスト表示される。

　キーワードは1文字入力するごとにリアルタイムで絞り込まれる仕組み。日本語にも対応しており、日本語を入力した場合には文字列を確定するごとに絞り込みが行われる。リスト上のファイルをダブルクリックするとそのファイル・フォルダが入っているフォルダが、当該するファイル・フォルダが選択された状態で開く仕組み。

　さらに、リストの左側に表示されたカテゴリーをクリックすると、対象となるファイルを拡張子で絞り込むことが可能。カテゴリーは“Folders”“Documents”“Pictures”“Videos”“Music”などがあらかじめ用意されているほか、“Option”ダイアログからユーザー独自のカテゴリーを追加できる。

　ティッカー型のウィンドウは［Ctrl］キーを2回連続で押すことで、表示・非表示を切り替えられる。また、ティッカー型ウィンドウの左側にある三角形のボタンから表示されるプルダウンリストから［Full Mode］項目を選択することで、2ペイン型のウィンドウを表示し、検索を行うことも可能。さらにプルダウンリストの［Match Path］項目をONにすると、ファイル・フォルダのフルパスにキーワードが含まれるファイル・フォルダを検索可能。