REVIEW(11/04/28)
IE9上で“WebM”形式の動画を再生可能にするプラグイン「WebM for IE9」
OSのコンポーネントとして動作するため「WMP」などでもWebM動画を再生可能に
「WebM Video for Microsoft Internet Explorer 9(WebM for IE9)」は、IE9の“Video”要素でWebM動画を再生するためのプラグイン。Windows Vista/7に対応するフリーソフトで、現在GoogleのWebサイトからダウンロードできる。なお、本ソフトはプレビュー版として公開されているので、自己責任において利用してほしい。
“WebM”形式とは、高い圧縮率と品質を両立した動画コーデック“VP8”と、音声圧縮形式“Vorbis”を組み合わせたオープンソースの動画フォーマット。ライセンスの必要な“H.264”や、オープンソースではあるが圧縮率で劣る“Ogg Theora”に代わるWeb標準の動画フォーマットになることが期待されており、「Firefox」「Google Chrome」「Opera」などのWebブラウザーではすでに利用可能。
IE9では標準でH.264形式に対応しているが、WebM形式には対応していない。しかし、Windows Vista以降から搭載されている“Media Foundation”APIに対応したコーデックをインストールすることで、さまざまな形式に追加で対応させることが可能。IE9を“WebM”形式に対応させるには、この「WebM for IE9」をインストールすればよい。
なお、本プラグインは名前こそ“for IE9(IE9向け)”となっているが、OSのコンポーネントとしてインストールされるため、IE9以外のソフトでも利用可能。たとえば、「Windows Media Player」でWebM動画を再生することもできる。
- 【著作権者】
- The WebM Project
- 【対応OS】
- Windows Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Preview