REVIEW(11/10/12)
フリーのプリント基板設計ソフト「DesignSpark PCB」
電子回路図からプリント基板の図面を自動生成、3Dモデルとして描画する機能も
「DesignSpark PCB」は、電子回路・プリント基板を設計できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、無料のアカウントを取得するまでは、ファイルを保存できないようになっている。
配線の支援機能などを搭載するエディターで作成した電子回路図をもとに、最大100×100cmおよび16層までのプリント基板図を自動で生成できる。電子部品のライブラリも充実しており、同梱のパーツをカスタマイズできるほか、新規にパーツを自作することも可能。
データの入出力では、定番CADソフト「EAGLE」の設計データやライブラリをインポートできる機能や、ガーバーファイルなどの発注用データを出力する機能が搭載されている。また、プリント基板の図面はDXF/IDF/LPKF形式のCADデータとして出力したり、本ソフト上で3Dモデルとして描画することもできる。
そのほか、別途公開されている同作者製ソフト「PCB Converter for SketchUp」を利用すれば、IDF形式のデータをCOLLADA形式へ変換可能。COLLADA形式のデータは、Google製三次元CADソフト「Google SketchUp」にインポートできるため、本ソフトと「Google SketchUp」により完全な無料環境を構築できる寸法だ。
- 【著作権者】
- アールエスコンポーネンツ(株)
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows XPで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.2