REVIEW（11/11/24）

　「Thanksgiving Day 3D Screensaver」は、北米の秋を楽しめる3Dスクリーンセーバー。64bit版を含むWindows XP/Vista/7に対応する9.99米ドルのシェアウェアで、作者のWebサイトからダウンロードできる。ライセンスキーを登録するまでは、スクリーンセーバーの起動から90秒が経過するとライセンスキーの購入を促すメッセージが画面中央に表示される。

　アメリカで11月の第4木曜日に制定されている感謝祭（Thanksgiving Day）は、七面鳥を食べる祝日として日本でも有名だが、その重要度についてはあまり知られていない。感謝祭にはほとんどの商店が休業するほか、多くのアメリカ国民が日曜日まで仕事を休み、帰省して家族とともに祝日を過ごす。

　一方で、感謝祭翌日の金曜日はクリスマスセールの初日とするのが通例となっており、多くの小売店が黒字になることからブラック・フライデーと呼ばれている。当日は人々が徹夜で長い行列を作り、それはちょうど日本で言うところの初売りと似ているようだ。

　そんな賑やかな感謝祭だが、本来は秋の収穫を神に感謝する日。「Thanksgiving Day 3D Screensaver」は、穏やかな側面の感謝祭をテーマに、広大な農場の風景を描いていく。神へのお供え物のように置かれたトウモロコシや大きなカボチャが、アメリカらしいと感じると同時に、自然への感謝の念も沸いてくるだろう。

　なお、本ソフトはスクリーンセーバーとしてだけでなく、“動く壁紙”として動作させることも可能。