REVIEW(11/12/13)
Windows 8の“Metro”デスクトップを一足先にWindows 7で体験できる「Metro7」
Windows 8の世界を一足早く体験できる
「Metro7」は、Windowsの次期バージョン「Windows 8」(コードネーム)で採用される新しいデスクトップ“Metro(メトロ)”を再現したソフト。Windows 7に対応するフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4が必要。
Windows 8は現在「Windows Developer Preview」としてプレビュー公開されているが、ISOイメージとして提供されているため、試用するには別途実機や仮想マシンを用意する必要があり、少しハードルが高い。そこでお勧めなのが、「Metro7」。Windows 8の雰囲気を、手軽に味わうことができる。
Windows 8の特徴はなんといっても新しく導入された“Metro”デスクトップだろう。
“Metro”デスクトップでは、“Metro Style Application(Immersive Application)”と呼ばれる専用のアプリを“タイル”として配置することができる。タイルはアプリケーションを起動するランチャーとして動作するほか、アプリケーション固有の情報を提供するチャンネルとしての役割も担う。たとえば天気予報のアプリケーションならば、タイルに天気予報情報が表示される。タイルをタップ(クリック)してアプリケーションを起動すれば、より詳しい情報を取得できる。
「Metro7」を利用すれば、この“タイル”ベースアプリケーションを手軽に体験することが可能。しかも、本物のWindows 8と同じように専用のアプリマーケットが用意されており、そこからアプリケーションを追加する仕組みになっているのだから手が込んでいる。
また、好みのWebサイトやアプリケーションをタイルとして配置(ピン留め)することもできる。ドラッグ操作で上へめくって解除できる待ち受け画面や、Facebook上の友達のアクティビティを集約できる“People”ハブ風のアプリケーションも用意されている。
また、「Windows Developer Preview」では、マウスの右ドラッグでデスクトップをスクロールできないが、本ソフトでは可能であるなど、タッチパネルを備えない環境での利用も考慮されているのもうれしい。
なお、Windows 8の次のマイルストーン(開発の節目)となるベータ版は、来年2月に公開される予定。本ソフトを楽しみながら、より動作が安定するであろうベータ版の公開を待つのも一興だろう。
- 【著作権者】
- Stealth
- 【対応OS】
- Windows 7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.302.0.111108-0627