REVIEW(12/03/21)
キーボード・マウス専用のゲームをゲームパッドで操作できる「JoyToKey」
シェアウェアだが機能制限・試用期限はなし、気に入ったらライセンスを購入しよう
「JoyToKey」は、キーボードやマウスの操作をゲームパッドに割り当てられるソフト。Windows XP/Vista/7に対応する700円のシェアウェアで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、v4.0よりシェアウェアとして公開されているが、機能制限や試用期限などは設けられていない。同梱のReadmeファイルには“今まで通り使い続けていただければ幸いです。”と記載されており、ライセンスを購入せずに使い続けることが容認されている。とはいえ、本ソフトを実際に使ってみて便利だと感じたら、ライセンスを購入するとよいだろう。
本ソフトを使えば、キーボードの各キー入力や、マウスのボタンクリック、さらにはマウスカーソルの移動といった操作を、ゲームパッドの好きなボタンへ自由に割り当てられる。これにより、たとえばゲームパッドでメモ帳に文字を入力したり、ゲームパッドでWebブラウジングを行うといった汎用的な操作が可能。とはいえ、やはりメインとなる使い方は、ゲームパッドに対応していないキーボード・マウス専用のゲームをゲームパッドで操作可能にすることだろう。
ボタンの割り当て設定は複数作成することが可能で、プレイするゲームなどによって切り替えられる。さらに、あらかじめ割り当ての設定とその設定を利用するゲームを関連付けておくことで、対象のゲームがアクティブになった際に自動で設定を切り替えることもできる。また、普段はタスクトレイに格納してゲームをプレイすることが可能。
メイン画面は左右2ペイン型で、左ペインに作成した設定が並び、右ペインにはゲームパッドのどのボタンにどのキーが割り当てられているか一覧表示される。
利用する際は、まず画面左下の[新規作成]ボタンを押し、設定名を登録しよう。その設定を利用するゲームの名前などを登録しておくとあとでわかりやすいだろう。新しく作成した設定には、何もキーが割り当てられていないので、必要なキーを任意のボタンへ割り当てていこう。
右ペインの一覧から、キーを割り当てたいゲームパッドのボタンをダブルクリックすると設定画面が開くので、割り当てたいキーを実際に入力しよう。設定画面の左上に入力したキーが表示されれば成功だ。[OK]ボタンを押して設定画面を閉じれば、そのボタンに対するキーの割り当ては完了。これを繰り返してすべてのボタンを割り当てていこう。ゲームパッドの各ボタンを押すと、対応する右ペインの項目がハイライト表示されるので、どこを設定すればよいのか悩むこともないだろう。また、ウィザードに従って一括でキー割り当てを設定することも可能。
キー割り当ての設定画面は、標準では[Keyboard]タブが開くが、[Mouse]タブをクリックすればキー入力ではなくマウス操作を割り当てられる。また、キーの割り当て時に連射を行うように設定することも可能だ。さらに、1つのボタンに複数のキーを割り当てて複数のキーを同時に入力したり、ボタンを押すたびに入力するキーを[A]→[B]→[A]のように入れ替えることも可能。そのほか、特定のボタンが押されている間のみ割り当ての設定を切り替えるなど、必要に応じて高度な設定を行うことが可能となっている。
なお、本ソフトは利用するソフトによってはうまく動作しないことがあるほか、Windows Vista/7環境ではソフトの権限による影響でうまく動作しない場合がある。その際は、本ソフトを管理者として実行することで解決することがある。
- 【著作権者】
- JTK 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 700円
- 【バージョン】
- 5.0.3