レビュー

「Foxit Reader」のWindows ストアアプリ版「Foxit Mobile PDF for Windows RT」

注釈の挿入・閲覧、テキストのハイライトといった簡単な編集に対応

「Foxit Mobile PDF for Windows RT」v1.0.1.516

 「Foxit Mobile PDF for Windows RT」は、独自エンジンを搭載するデスクトップ向け無償PDFリーダー「Foxit Reader」のWindows ストアアプリ版。Windows 8/RTに対応するフリーソフトで、“Windows ストア”からダウンロードできる。

 「Foxit Mobile PDF for Windows RT」は、モバイル端末向けPDFビューワー「Foxit Mobile PDF」シリーズの第三弾。本アプリのほかに、iOS版とAndroid版がすでにリリースされている。なお、アプリ名は“for Windows RT”となっているが、ARMで動作する「Windows RT」だけでなく、x86/x64(Intel製やAMD製のCPU)で動作する「Windows 8」でも問題なく利用できる。

 「Foxit Mobile PDF」のPDF閲覧機能にはデスクトップアプリ「Foxit Reader」の技術が応用されており、「Foxit Reader」と比べても遜色のない再現性を誇る。また、“ローミング”機能にも対応。“ローミング”とは、同一の“Microsoft アカウント”で紐づけた複数のデバイス間で、アプリの状態や設定を同期できるWindows 8/RTの機能。たとえば、デスクトップで読みかけのPDF文書の続きをタブレットで読むといったことができて便利。

PDF閲覧機能にはデスクトップアプリ「Foxit Reader」の技術が応用されている
“セマンティックズーム”機能でページをサムネイル表示

 さて、Windows ストアアプリとしてリリースされているPDFリーダーといえば、Adobe製の「Adobe Reader Touch」が有名だ。

 どちらもPDFビューワーとして最低限必要な機能をひととおり備えているが、「Foxit Mobile PDF」はアプリバーからドキュメントのプロパティが参照できる点や、ドキュメントの回転表示をサポートしている点(端末の向きに応じた自動回転は「Adobe Reader Touch」でも利用可能)、注釈の挿入・閲覧、テキストのハイライトといった簡単な編集に対応している点で優れていると言える。

 ただし、編集機能を利用するためにはマウスやタッチパッドで右クリックメニューを出す必要がある。タッチ操作だけで編集作業が行えない点には改善の余地があるだろう。

 また、印刷機能に対応している点や、キーボードショートカットが用意されている点では「Adobe Reader Touch」に軍配が上がる。自分の利用スタイルに合わせて使い分けたい。

注釈の挿入・閲覧、テキストのハイライトといった簡単な編集に対応
印刷機能には非対応

ソフトウェア情報

「Foxit Mobile PDF」
【著作権者】
Foxit Corporation
【対応OS】
Windows 8/RT(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.1.516

(柳 英俊)